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A・ロッドが日韓両国を警戒!最高年俸男が本気になった

A・ロッド

A・ロッドは2次リーグで対戦する日韓両国に警戒感を強めた=AP

米国の主砲アレックス・ロドリゲス内野手(30)=ヤンキース=が、2次リーグ開幕を前に日本と韓国に強い警戒感を表した。日韓両国をバスケットボールで本家の米国ドリームチームを何度も撃破している欧州勢にダブらせて評価。またバック・マルティネス監督(57)は日本の練習試合に“特命偵察隊”を派遣。日本の戦術を徹底分析していたことも分かった。

決して外交辞令ではない。日本、韓国と対戦する2次リーグを前に昨季ア・リーグのMVP、A・ロドリゲスの表情が厳しさを増した。

「アジアの野球をバスケットボールに例えれば、基本がしっかりしている欧州勢だ。投手がよく、走塁が巧みで、小技もできる。ミスをしないから、こちらもしっかりした野球をしないと」

米国の最強打者が日韓両国に強い警戒感を表した。バスケット発祥国の米国だが、近年の国際大会は欧州勢の台頭で苦戦続き。04年アテネ五輪は銅メダルで、NBA選手が参加するようになった92年バルセロナ以来初めて金メダルを逃した。1次リーグでカナダに敗れたこともあり、A・ロッドは、野球でもバスケット界と同じことが起こっても不思議ではないと危機感を募らせている。

「アジアの野球は、中継プレーやバントなどプレーが洗練されている。メジャーは“力対力”というところがあるから、細かいプレーがおろそかになっている面がある」

マリナーズ時代に佐々木(元横浜)、ヤ軍では松井秀とチームメートでイチローとも仲のいいA・ロッドは日本野球に精通しているからこそ、警鐘を鳴らすのだ。

この日の米国代表は移動だけで練習はなかったが、関係者によれば練習熱心なA・ロッドはホテルに到着後すぐに汗を流して日本戦に備えたという。準備は万端。大リーグ最高年俸(2570万5000ドル=約30億5890万円)男は本気で日本を倒しにくる。

★米マルティネス監督は日本攻略に自信

臨戦態勢は整った。米国のバック・マルティネス監督(57)が、不敵な笑みを浮かべた。

「日本の野球は細部にわたり調査した。情報は必ず役立つはずだ」

ネット裏には常に007の目が光っていた。日本は8日からマリナーズなどメジャー3球団と練習試合を消化した。同監督は、その3試合に複数のスコアラーを送り込んでいたことを明かした。

王ジャパンを攻撃、投手、走塁の3部門に分けて徹底分析した。攻撃では、得点方法に注目。エンドラン、送りバントなどをカウント別の傾向で解析したほか、長打のある打者の弱点を探った。

投手は球種、球速、配球パターンを再確認。すでに米国は1次リーグの日本戦のビデオを入手していたが、米国入り後の投手陣の状態を再確認したかったという。

走塁は俊足選手を徹底マーク。盗塁を警戒し、スモール・ベースボールと呼ぶ日本の緻密(ちみつ)な野球を阻止するため、必要な情報は可能な限り収集した。「あとはわれわれのスタイル(パワー野球)で臨むだけだ」とマルティネス監督。詳細な情報を“インストール”されたスーパースター軍団は、まさに史上最強だ。

★ピービ、地の利生かす

日本戦に先発するジェイク・ピービ投手(24)=パドレス=は“オレ流投法”で臨む。2次リーグでも80球の球数制限があるが「自分の投球は変えない。持ち味は内外角の揺さぶりだけど(多少ボールになるのを覚悟で)厳しく突く」。一昨年の日米野球では全日本を手玉に取り2戦2勝したが、日本のマウンドは柔らかくて投げづらかったとか。慣れた硬いメジャーのマウンドはプラス材料。地の利を生かして米国を勝利に導く。

★ドミニカはコローンで必勝…2次リーグ2組

12日のプエルトリコとの大一番でマニー・アクタ監督(36)は先発投手にエースのバートロ・コローン(32)=エンゼルス=を指名。「彼は休養も十分だし準備は万端だ。(1次リーグより)球数も増えるし、長いイニングを任す」。1次リーグで強打のベネズエラ打線を3回3安打無失点に抑えたエースに期待を寄せた。

(サンフアン)

◆ドミニカ戦に先発するプエルトリコのハビエル・バスケス投手(29)=ホワイトソックス

「ドミニカは素晴らしいチームだがベストの投球を見せるよ」