2008年03月29日 更新

第80回センバツ高校野球大会

あぁ平安…鹿児島工と引き分け、4日間で3試合

延長十五回を戦い終え、引き揚げる平安ナイン

延長十五回を戦い終え、引き揚げる平安ナイン

 (第80回センバツ高校野球大会、第7日、3回戦、平安3−3鹿児島工、28日、甲子園)平安(京都)−鹿児島工(鹿児島)は延長十五回、3−3で規定により引き分け。再試合は30日の第1試合(午前8時30分開始)で行われる。

 紙一重のプレーだった。延長十五回、平安・山口主将が運も味方につけたプレーで本塁刺殺した。

 一死二塁で石神の打球は中前へ。中堅手の山口が処理にもたつく間に、一度は止まりかけた二塁走者が本塁を狙ったが、何とか返球が間に合ってタッチアウト。山口は「普通に捕っていたら一、三塁になっていた。あれは作戦ということで」と苦笑いしながらも、ほっとした表情だった。

 七回、十回と2度リードを奪いながら、いずれもその裏に同点とされた。それでも、十回途中から登板した小林が再三のピンチを耐え抜いた。4番で無安打に終わった小林は「打撃が悪かったので投げる方で貢献したかった」とほっとひと息。4日間で3試合を戦うことになるが、原田監督は「平気ですよ」と強気を貫いた。4月から校名は「龍谷大付属平安」となる。伝統の「平安」としては、最後の甲子園。負けられない。

◆2日連投で九回途中までを2失点に抑えた平安・川口

 「疲れはなかった。次は、より勝ちたいと思うチームが勝つ。しっかり調整していい状態で臨みたい」

◆延長十二回二死満塁の勝ち越し機で三振の平安・福田

 「若いカウントで打てなかったのが駄目」

★鹿児島工・内村、194球も猛省2失点

 延長十五回を1人で投げ抜いた内村に満足感はなかった。「最後まで投げるつもりでした。やらなくていい点を与えて悔いが残ります」。194球の熱投にも、死球をきっかけに先制を許した七回の2失点を猛省。「再試合ではきょう以上の投球をします」と先発を志願した。ただ、右ひじが張っているだけに中迫監督は「無理はさせません」と慎重。

■データBOX

 平安−鹿児島工が引き分け再試合。延長回数規定による再試合は06年の2回戦、早実−関西(7−7、4−3)以来4度目。夏は昨年の2回戦、佐賀北−宇治山田商など5度ある。延長再試合の規定は2003年センバツから、それまでの延長十八回から延長十五回となった。