2007年08月20日 更新
“無印軍団”佐賀北が快進撃!奇跡の準決勝進出!

延長十三回、二死一、二塁から井手が中前へサヨナラ適時打
(第89回全国高校野球選手権大会、第12日、準々決勝、帝京3−4x佐賀北、19日、甲子園)準々決勝2試合を行い、佐賀北(佐賀)は帝京(東東京)に十三回二死から3連打を浴びせ、4−3のサヨナラ勝ち。準決勝(21日)の組み合わせが決まり、第1試合は広陵と常葉学園菊川(静岡)−大垣日大(岐阜)の勝者が対戦。第2試合は佐賀北と、長崎日大(長崎)−楊志館(大分)の勝者が対戦し、九州勢が11年ぶりに決勝進出することが確定した。
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“無印軍団”の快進撃が止まらない。延長十三回サヨナラ勝ち。佐賀北が東の横綱、帝京も飲み込んだ。
「まさか、自分が決めるなんて思っていませんでした。まさか、帝京に勝てるなんて。まさか、準決勝にいけるなんて」
延長十三回二死一、二塁から中前に決勝打を放った井手は、お立ち台で「まさか」の3連発だ。1メートル63、55キロの小さなヒーローは「ここまで来たら優勝したい」とV宣言だ。
勉学のため午後7時45分に部活動を終え、下校することが決められている県内有数の進学校。野球部はルール違反の常習犯?だ。近隣の建物から漏れる明かりを頼りに居残り練習した。百崎敏克監督(51)は、選手の成長がうれしかった。
「生徒たちのどこにこんな力があるのか、ビックリしています」
開幕試合を制し、2回戦の宇治山田商(三重)と延長十五回の引き分け再試合も経験。そして、試合前に百崎監督が「あとはサヨナラだけだぞ」と冗談半分に飛ばしたゲキも現実となった。甲子園期間中に、なんばグランド花月で吉本新喜劇を初観賞し、大阪名物のお好み焼き、たこ焼きも堪能したナイン。ミラクルチームの充実した夏休みは、まだ終わらない。
(臼杵孝志)
■佐賀北(さがきた)
1963(昭和38)年に創立。普通科と普通科芸術コース、通信制からなる県立共学校で生徒数は953人(うち女子518人)。野球部創部は63年で部員数は60人。7年ぶり2度目(春はなし)。主なOBは中越典子(女優)、岸川勝也(巨人コーチ)。また文化部も盛んで、書道部は全国高校書道コンクールで12回連続日本一に輝いている。所在地は佐賀市天祐2の6の1。山崎俊介校長。
◆延長十三回にサヨナラの本塁を踏んだ佐賀北・馬場崎
「走っている途中に左足がつっていた。信じられない気持ちです」
◆先発し5回3失点の佐賀北・馬場
「5回で同点なら上出来です。最後は再試合にならないでほしいと思って見ていた」
◆三回にソロ本塁打を放った佐賀北・副島
「打ったのは真ん中のストレート。手応えはありました」









◆延長で相手の2度のスクイズも自らのグラブトスで防ぎ、初戦からの連続無失点を27回2/3に伸ばした佐賀北・久保
「延長は(2回戦で)自分たちが経験しているので有利。集中力を切らさないように投げました」