2007年08月11日 更新

2007年 第89回全国高校野球選手権大会

エース永井14K完封!新潟明訓、被災地に捧ぐ白星

 (第89回全国高校野球選手権大会、第3日、1回戦、新潟明訓1−0花巻東、10日、甲子園)新潟明訓(新潟)の右腕エース永井が花巻東打線を5安打14奪三振に抑える完封。新潟に8年ぶりの夏白星をもたらした。「自分だけの力じゃない。連打されなかったのがよかったです」。7月の新潟中越沖地震では柏崎市を中心に大きな被害が出た。04年の中越地震で自宅が半壊した経験を持つ佐藤監督は、「選手には『被災者の方々のために』という特別な意識は持たせていません。われわれが戦う姿や、この白星が結果として勇気づけることになるなら幸せです」と控えめに話した。

◆五回に放った先制の左前打が決勝打になった新潟明訓の主将・長橋

「先制点が欲しかった。早く永井をほっとさせたかった」

★花巻東、左打者8人もわずか5安打

 花巻東(岩手)は、先発メンバーに左打者を8人並べたが、わずか5安打に封じられた。ボールになるスライダーやシンカーに手を出して毎回の14三振。佐々木監督は「大振りしないように指示したが…。打てなさすぎた」と肩を落とした。2年前に出場したときも、初戦であっさり敗退。同監督は「今回のチームは勝てる手応えがあったのに…。情けない」と唇をかんだ。

◆五回から登板し、2四死球をきっかけに決勝の1点を許した1年生左腕の花巻東・菊池

「先輩たちに申し訳ない。雰囲気にのまれた」

■記録メモ

 ▽無失策試合 1回戦の花巻東−新潟明訓で記録。今大会初
 ▽毎回奪三振 新潟明訓の永井が1回戦の花巻東戦で記録。今大会2度目で、通算67度目。