2007年08月10日 更新

2007年 第89回全国高校野球選手権大会

近江・小熊、快勝にも不満顔!「勝てる投球したい」

 (第89回全国高校野球選手権大会、第2日、1回戦、松商学園3−9近江、9日、甲子園)4試合が行われ、第1試合は近江(滋賀)が松商学園(長野)に9−3で快勝した。

 近江は4投手の継投でしのいだ。3年生の3投手がつないだバトンを最後に受け取った2年生エース小熊は、八回一死一、三塁で登板。「待ちに待った」マウンドで、最速143キロの直球を武器に三振、三ゴロときっちり打ち取った。プロ注目の右腕は九回に2死球で満塁のピンチをつくったこともあり「まだ満足していない」と不満顔。「もっと強いチームと当たるだろうし、勝てる投球をしたい」と活躍を誓った。

◆四回途中から2番手で登板した近江・野口投手

「きっちり抑えるのが役割だから、自分の投球を心掛けた」

【名言&迷言・夏】

◆8番ながら2安打2打点の近江・青山

「公式戦で2打点なんて何かの間違いです。集中していて、打席では音の記憶がなかった」

★松商学園・田中踏ん張れず…同点後に3失点

 全国最多34度目の出場を誇る古豪・松商学園が1回戦で散った。四回に3点差を追いつきながらその裏に3失点。逆転ムードを消した先発・田中は「打たれてからは平常心じゃなかった。ボールが中へ入ってしまった」と肩を落とした。昨秋に三塁手から投手に転向。主将としても下級生中心のチームをまとめたが「優勝するぐらいの意識がないと1勝も難しいですね」と実感していた。

【名言&迷言・夏】

◆敗戦に泣きじゃくる松商学園ナインに前監督の望月登部長(61)

「いつまでも泣いてんじゃねぇ。そんなもん5分泣きゃいいんだよ、バカヤロー」

★帝京・前田監督エース大田の先発示唆

 帝京は10日の初戦・駒大岩見沢戦を前に、最終調整。前田監督は背番号「10」降格のエース大田の先発を示唆した。「だれが先発かは言えないけど決まっている。大田の今の調子は70点。垣ケ原、高島と3人使う可能性もあるかな」。捕手をすわらせて32球投げた大田は「先発、リリーフどっちでもいけるように監督から言われている。指のかかりがよくなり、パワーが生かせるようになってきました」と復調の手応えを口にした。

(鳴尾浜)