2007年08月09日 更新
興南、“がっきー”新監督と掴んだ24年ぶり1勝!

最後の打者は一ゴロでアウト。興南・石川が24年ぶりの勝利をガッツポーズで祝った
(第89回全国高校野球選手権大会、第1日、1回戦、岡山理大付2−3興南、8日、甲子園)24年ぶりの校歌だ!! 興南(沖縄)は2番手の石川清太(しょうた)投手(1年)が好投、岡山理大付(岡山)に3−2で競り勝った。9日は好カードの智弁和歌山(和歌山)−仙台育英(宮城)など1回戦4試合が行われる。
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再び旋風を巻き起こす。沖縄代表の興南が鮮やかな逆転勝ち。追いつかれた直後の八回一死三塁で6番・比嘉が中前適時打を放ち、24年ぶりに校歌を響かせた。
「監督が代わって、野球だけではなく日頃の生活態度も改めた。それが集中力につながって打てたと思う」
大粒の汗をぬぐったヒーローは、お立ち台でも興奮が収まらない。今年4月に我喜屋優監督(57)が就任。県勢初の4強入りを果たした68年に、背番号「8」をつけていた主将だ。「のんびりとした子が多いんですよ。時間を守らなかったり、やるべきことをしなかったり…」。沖縄特有の生活リズムは、戦う集団にマイナスに働くこともあった。そこで指揮官は、近隣に住む選手にも金曜と土曜は寮での共同生活を課した。これで一人ひとりが責任感を持ち、自分の役割を自覚できるように。さらには、新監督が選手間で『がっきー』と呼ばれ、父親のように親しまれるようにもなった。
「あのとき(68年)は本土とレベルが違うと感じた。でも、今は技術も精神力も対等になった。歴史的な1勝ですね」。ユニホームは68年と同じデザインの復刻版だが、平成生まれのナインはそのとき以上の旋風を吹かせるつもりだ。
(山田結軌)
★具志堅氏にうれしい“オファー”
うれしい“オファー”があった。興南OBのプロボクシング元世界王者・具志堅用高氏(52)=白井・具志堅ジム会長=が、故郷・石垣島に構える「具志堅用高記念館」に「ボールやユニホームなど、記念にぜひ飾りたい」と希望した。大会前、沖縄でナインを直接激励、この日は知人とゴルフをしていたが、携帯電話のテレビで試合をチェックしながらのプレーで「スコアにならなかったよ。でも、オレの激励が効いたな」と自画自賛。話を伝え聞いた真栄田聡部長(44)も「ありがたいこと」と前向きだ。
★流れつかめず惜敗…岡山理大付
岡山理大付の早川監督は「流れをつかめなかった」と切り出した。興南を上回る11安打を放ちながら、わずか2点。攻撃の歯車がかみ合わず、言葉に力はなかった。一回に藤谷が二盗を決めたが、その後は足で揺さぶる得意の攻めも封じられた。「力を発揮できなかったということになるんでしょうね」と早川監督。右肩の状態が思わしくなかったエース中嶋については「よく投げてくれた」とねぎらった。








