2007年04月04日 更新
【センバツ】鬼から仏に…大垣日大・阪口監督、敗戦も「満点」
(第79回選抜高校野球大会、最終日、決勝、大垣日大5−6常葉学園菊川、3日、甲子園)守備力重視の希望枠で甲子園にやってきたチームにとってはまさかの光景だった。同点に追いつかれた直後の八回二死一塁。好守の二塁手・平野が、何でもないゴロを取り損ねた。七回にも簡単なゴロをトンネルしてしまった背番号4は「1個目のエラーを引きずってしまって…」。この後、森田が勝ち越し打を浴びた。しかし、東邦(愛知)の監督時代に「鬼」と恐れられた阪口監督は「三振をすれば、エラーもする。それが高校野球。満点でしょう。1勝1敗で帰るつもりが4勝1敗。40年の監督生活で、甲子園でこんなに成長したチームはない」と笑顔で選手を出迎えた。
【名言迷言・春】
◆1回戦から計44イニングを1人で投げ抜いた大垣日大・森田
「5試合もこんな夢の場所でできたから、最後は笑って終わろうとみんなで話していた。最後まで楽しくやれたかな」
★本塁打激減10本、低反発球の影響か
今大会から低反発のいわゆる「飛ばないボール」が導入された。昨夏の選手権大会で、大会記録の60本塁打が飛び交った後の大会として注目されたが、本塁打数は昨春より4本少ない10本だった。大阪桐蔭の中田が2本塁打し、準決勝まで本塁打がなかった常葉学園菊川は決勝で2本をマークした。日本高野連の尾藤公常任理事(和歌山・箕島高元監督)は「春は一般的に投高打低で、今大会も好投手が多かった。影響があるかは夏の大会を見てからでないと分からないのでは」と分析した。
★最優秀応援団は室戸
大会本部は応援団の最優秀賞に室戸(高知)を選出した。優秀賞には都留(山梨)、県和歌山商(和歌山)、鹿児島商(鹿児島)、市川(兵庫)、日大藤沢(神奈川)の5校が選ばれた。室戸は生徒や地元住民ら観客で埋まったアルプススタンドの迫力にあふれた応援、一投一打への拍手に加え、「よさこい踊り」など郷土色の豊かさが理由に挙げられた。









◆笑顔の大垣日大・小林主将
「山登りに例えると、僕の役目はみんなを5合目までしっかり連れて行くことだった。悔いはないし、満足している」