2007年03月26日 更新

2007年 第79回選抜高校野球大会

「ミラクル宇部商」健在!林、高校初アーチが劇的弾

 (第79回選抜高校野球大会、第3日、1回戦、日大藤沢3−4x宇部商、25日、甲子園)九回、左翼ポール直撃のサヨナラ弾。「切れてファウルだと思った。後ろにつなごうと思っていたけど」と宇部商・林はそっけなかった。無理もない。昨秋の公式戦の打率は.207。高校初本塁打が劇的な一発だ。桑田、清原擁するPL学園(大阪)と激戦を繰り広げるなど、名勝負が多かった1980年代は「ミラクル宇部商」と呼ばれた。“伝統復活”を感じさせる史上17本目のサヨナラ本塁打で、山口県勢春夏通算100勝目をあげた。

【記録メモ】

 ▽サヨナラ本塁打 宇部商の林が1回戦の日大藤沢戦で記録。第76回大会の済美の高橋以来、通算17本目。

★山本監督、サヨナラ負けにぼう然

 サヨナラ負けに日大藤沢・山本監督はぼうぜん。「あの本塁打は切れると思ったが…」とつぶやいた後、言葉が続かなかった。中日の山本昌は兄。左腕エース古谷を中心にしたチーム作りをしてきたが、その古谷が左肩を故障し、7割程度しか回復していなかったという。同監督は「経験のない控え投手を投げさせるよりは、古谷の方が良かった。中盤で厳しいかなと感じていた」と淡々と話した。

◆本塁打を放つなどチームの3点すべてをたたき出したが、最後はサヨナラ本塁打に泣いた日大藤沢・古谷

 「ファウルになると思った。気持ちだけは負けないようにいったけど…」