2007年03月25日 更新

2007年 第79回選抜高校野球大会

熊本工に12年ぶりの“春”が来た…林監督も笑顔

 (第79回選抜高校野球大会、第2日、1回戦、県和歌山商4−6熊本工、24日、甲子園)熊本工(熊本)が70年ぶり出場の県和歌山商(和歌山)を6−4で下した。第3試合の中京(岐阜)−千葉経大付(千葉)は雨のため、25日午前8時半開始の第1試合に組み込まれた。

 伝統校らしい強さを見せつけた。「うちらしい勝ちパターン」と林監督。春は12年ぶりの白星に「期待を裏切ってばかりだったから…」と顔をほころばせた。五回に3長短打で3点を奪って逆転。六回に追加点をあげて逃げ切った。好スタートを切り、目指すのは九州の覇者(昨年の九州大会優勝)から春の頂点。2安打の藤村(3年)も「1、2番が出れば何とかなる」と手応えを口にした。

◆五回に右中間へ逆転の2点三塁打を放った熊本工・今村

 「一発打って流れを変えようと思い、初球から狙った。うまくタイミングが合った」

★こちらは遠い“春”

 県和歌山商は1937年以来のセンバツ出場。勝てば74年ぶりの春勝利だったが、夢はかなわなかった。米原監督は「守りのミスから点を取られた。でも、最後に粘れたのは夏につながる」。ナインにも涙はない。出場機会のなかった背番号10の吉見主将(3年)は「みんなが甲子園でプレーできたことそのものが財産。また夏に戻ってきます」と笑顔で前を向いた。

◆5回5失点で降板した県和歌山商・吉本

 「(大舞台では)コントロールが一番大事だと感じた」