2007年03月24日 更新
14奪K実らず…仙台育英・佐藤由、痛恨の1球
(第79回選抜高校野球大会、第1日、1回戦、常葉学園菊川2−1仙台育英、23日、甲子園)仙台育英(宮城)はエースの佐藤由規投手(3年)が左手亀裂骨折を押して完投したが、常葉学園菊川(静岡)に1−2で惜敗した。
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1点差に涙をのんだ佐藤由は、散発5安打2失点で自己最速タイの150キロを記録した。3月13日の日南学園(宮崎)との練習試合で死球を受け、左手甲を亀裂骨折して右手親指を打撲。負傷をものともせず14三振を奪ったが「悔しいです。あそこで自分のピッチングをしないといけなかった」と四回二死満塁で、左翼線2点適時打を浴びた場面を苦々しげに振り返った。
★田中、投げ勝った1失点
常葉学園菊川のエース左腕・田中は内角直球を軸とした投球が光り、仙台育英に対し八回まで4安打1失点の好投。1点リードの九回、先頭打者に左中間二塁打を許して2番手戸狩に譲ったが、プロ注目の“みちのくの怪腕”佐藤由に投げ勝った。「最後まで行くつもりでしたが…。調子が悪くても絶対に抑えるつもりでした」と田中は白い歯を見せた。
◆好投手・佐藤由を攻略した常葉学園菊川・相馬
「対戦が決まってから150キロのマシンで練習した。本物は切れが違ったが、効果はあった」
★本塁の周りに「ダートサークル」
公認野球規則の改正により、今大会から本塁を囲む土の部分に「ダートサークル」という円が描かれている。円は走路を除く本塁周辺のファウルグラウンドに直径26フィート(約8メートル)で描かれ、捕手が第3ストライクを落球しても、打者が円を出た段階でアウトとなるよう、振り逃げに関するルールが変更された。
★千葉経大付・飯窪主将、元気に選手宣誓
千葉経大付の飯窪主将が、開会式で選手宣誓の大役をつとめた。「出場選手が全員平成生まれの大会で、浜風に負けないくらい強い平成の風を吹かせ、全世界に勇気を伝えたい」と力強く宣言。部員に入れてほしい言葉を募り「平成」などの言葉を盛り込んだという。「この元気をチームにも伝えたい」と、24日の1回戦・中京(岐阜)撃破の勢いにする。
★高野連・脇村会長、裏金問題に「遺憾の極み」
日本高野連の脇村春夫会長が開会式のあいさつでプロ野球西武の裏金問題について「プロ野球スカウトによる不適切な行為は誠に遺憾の極みです」と述べた。同会長は「高校野球でも不祥事は後を絶ちません」と話した後「平成生まれの皆さん。暗雲立ちこめる野球界の空気を吹き飛ばすような、フェアなすがすがしい野球を見せてください」と出場32校の選手に訴えた。
★開会式を欠席
中京の角谷大志内野手(3年)が風邪による発熱のため、仙台育英の中根佑二投手(3年)がインフルエンザのため開会式を欠席した。中根はこの日の第3試合、常葉学園菊川戦も欠場した。









◆佐藤由を援護できなかった仙台育英・佐々木監督
「ヨシノリ(佐藤由)におんぶに抱っこと言われていたチームが、彼を助けられなかった。この冬に何をやっていたんだと、監督を含めてみんなで猛反省です」