2006年08月14日 更新

2006年 第88回全国高校野球選手権大会

春準V・清峰、力尽く…わずか1点差、九回猛追も及ばず

(第88回全国高校野球選手権大会、第8日、2回戦、清峰6−7福井商、13日、甲子園)猛追も及ばなかった。1点差の惜敗で清峰の夏は終わった。5回5失点の有迫は三塁コーチで終戦を迎えた。

「想像以上に暑くて、ちょっとバテました。調子自体は悪くなかったと思うけど…」

1点リードの四回に4安打を浴び、4点を失った。打たれたのはすべて直球。「変化球が決まらず真っすぐを狙われた。投げ急ぎました」。5、6月にプール熱とインフルエンザでチームを離脱し、長崎大会は控え投手だった。センバツ決勝以来の先発となった初戦の光南戦は被安打12。背番号1は取り戻したが、酷暑を乗り切る体力は戻っていなかった。

打線も有迫の不振を取り戻そうと2−7の九回、佐々木優介中堅手(3年)の本塁打などで4点を挙げ、1点差まで追い上げたが及ばず。

最後の打者になった主将の広滝航三塁手(3年)も涙が止まらない。「何とか次につなぎたかった。悔しい。力不足です」。決勝で敗れた春の悔しさを晴らすことなく清峰が散った。

(臼杵孝志)

◆九回に1点差に迫る3ランを放った清峰・佐々木優

「打ったのはストレート。中途半端なバッティングはしたくなかった」

◆六回から登板も制球が定まらなかった清峰・富尾

「ストレートがコントロールできなかった。力みすぎた」

★福井商・池本、九回4失点に反省

九回に4点を奪われた池本だが、八回までは9三振を奪い2失点。1回戦22得点の清峰に、怖さは感じていなかった。「ビデオで見たら、すきはあった」。低めのカーブで、大振りの目立つ相手打線を翻弄した。もちろん九回の失点には「勝ちを焦った」と反省も忘れない。好投手の斎藤を擁する早実との3回戦に向けては「次も強いんで丁寧に投げたい」と力を込めた。

◆池本をリードした福井商・挺屋

「外角のシュート気味のボールを有効に使えたが、九回の3ランは真っすぐを狙われた。反省です」