2006年08月07日 更新

2006年 第88回全国高校野球選手権大会

横浜の春夏連覇“夢散”…エース・川角が6失点KO

横浜ナイン

まさかの初戦敗退…。横浜ナインはベンチで号泣した=撮影・伊藤奈々

(第88回全国高校野球選手権大会 第1日、横浜6−11大阪桐蔭、6日、甲子園)春に流したうれし涙が、悔し涙に変わった。まさかの大敗を喫した横浜。98年以来となる同校2度目の春夏連覇の夢が初戦で消え去った。

「自分の投球スタイルじゃないのに、力でねじ伏せようとしてしまった」。ナインのすすり泣きが響く通路で、先発・川角は懸命に声を絞り出した。一回、自己最速にあと2キロの142キロを計時。これで「変な自信を持ってしまった」川角は、持ち味の制球と緩急を徹底できず、七回途中8安打6失点(自責4)でマウンドを降りた。

それに加え「あそこで打たれたのが痛かった」と渡辺元智監督(61)が振り返るのは七回。1点を失い、なおも二死一、二塁から大阪桐蔭・堀に2点適時二塁打を浴びた場面だ。前の打者・中田の敬遠を指示したが、川角は「納得できなくて切り替えられなかった」。直後に痛打を浴び、後続も打ち込まれた。

10安打を放った打線も、四回から3イニング連続で併殺打。予選7試合で5失策の守備もこの日は4失策と乱れた。「打撃は水もの。春に優勝して過信があったのかもしれません」と渡辺監督。偉業への第一歩を記すことなく、春の王者が姿を消した。

(吉村大佑)

◆横浜OBの西武・松坂

「ミスが多く、もったいない試合運びだった。1、2年生はこの経験を生かしてください。3年生はお疲れさまでした」

◆横浜・高浜

「(先制打直後の盗塁死は)僕のスタートが少し遅かった。ミスが多くて自分たちの試合ができなかった」