2007年10月03日 更新
巨人優勝にファンの喜び爆発!秋の夜空に「バンザイ」こだま

「風と緑のビアガーデン」では巨人優勝の瞬間、G党がガッツポーズをした=2日夜、東京都文京区(撮影・財満朝則)
巨人が5年ぶりのセ・リーグVを決めた2日、全国1000万人ともいわれるG党は各地で勝利の美酒に酔った。東京ドーム近くのビアガーデンには球場に入れなった約300人がCS中継で試合観戦。秋の夜空に「バンザイ」がこだました。長嶋茂雄終身名誉監督(71)が看板の文字を書いた巨人OB経営の居酒屋も歓喜に沸いた。一方、都内の家電量販店ではV決定直後から優勝記念セールを敢行した。
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「うおぉ〜!」「ヨッシャー!」。試合が行われていた東京ドームの正面広場にあり、32インチのテレビ6台で試合を放送していた「風と緑のビアガーデン」では、巨人の優勝が決まった瞬間、ファンら約300人から大歓声が沸き上がった。
仕事を休んだという会社員の男性(25)は友人と抱き合い「原さんありがとう!」と絶叫。優勝の瞬間を見るため急きょ集まった草野球チームの面々は「最高! どんだけ〜」と喜んだ。
ビックカメラ有楽町店では正面玄関付近に大型モニター2台を設置。約300人が歓声を上げ、ファンとともにくす玉割りを行った。すぐさま指定商品10%割引の優勝セールを実施。多くのファンでごった返していた。

万歳や握手で優勝の喜びを表現する居酒屋「なかい」の常連客ら=2日夜、東京都港区
一方、昭和48年にドラフト1位で巨人に入団した中井康之さん(53)が店長の居酒屋「なかい」(東京都港区芝)には、V9(40〜48年)を知る、熱狂的巨人ファンらが集まった。
同店のテレビは地上波しか映らないため、ラジオを携帯していた男性客が放送を“実況中継”。常連客らはその声に耳を澄ませた。「サヨナラだぁ!」。男性客の絶叫に、ファンらは「バンザイ」を連呼し喜んだ。逗子市の会社員男性(57)も「5年ぶりのカンパイだよ」としみじみ。
「今年のMVPは清水と上原。やっぱり生え抜きが主役だよ」と杉並区の会社員男性(57)が訴えると、「その通り! それが巨人の伝統」とのかけ声がかかった。
同店は23年前、東京・護国寺にオープン。今年5月、現在の地に移転した。店の看板の文字は長嶋氏が書いたという。
「長嶋さんの自宅に伺って書いてもらった。長嶋さんが護国寺の『護』の字を迷っていると、夫人が辞書で、そっと長嶋さんに見せていたのが印象的」と中井さんは目を潤ませた。盛り上がる店内で大忙しだったが、「強い巨人はみんなを幸せにしますね」と笑顔だった。
★東京ドームは涙、涙
巨人のチームカラー・オレンジに染まった東京ドームの観客席では、ファンが抱き合い、涙を流して喜んだ。
2日午前10時から並んで入場したという東京都三鷹市の自営業、今野久男さん(73)とミツ子さん(70)夫妻は2人とも、結婚前から熱烈なG党。ミツ子さんは「王、長嶋時代からみているが、今年は戦力が充実していて素晴らしかった」と感激しきりだ。
東京ドームはこの日、観客の実数発表を始めて以来最高の4万6260人を記録。立ち見席からあふれた客はドーム内各所に設置されたモニター前に集まった。東京都品川区の大学生、島一未さん(21)は「生の試合はほとんど見えなかったけど、雰囲気が味わえた。感激している」と興奮気味だった。
今後、日本シリーズ出場権を争うクライマックスシリーズ(CS)に挑むが、千葉県我孫子市の団体職員、中川泰二さん(60)は「それはそれ。今は優勝がうれしくてたまらない」と飛び跳ねて喜びを表した。







