2007年10月03日 更新
G党100人が選ぶMVPは満身創痍の最強「1番」高橋由伸!
(セ・リーグ、巨人5x−4ヤクルト、最終戦、巨人14勝10敗、2日、東京ドーム)端正な高橋由の顔がくしゃくしゃになった。「去年負けた日から、この日を夢見てやってきたので最高です。いろんな意味で勝負の年だと思っていました」
07年はヨシノブの一発から始まった。3・30開幕戦(対横浜)。セ・リーグ史上初の『開幕初球先頭打者本塁打』を放ち白星発進を呼び込むと、その後もアーチを量産。初回先頭打者本塁打のシーズン日本新記録(9本)をマークし、自己最多を更新する35本(2日現在)の本塁打を放った。
1番打者について「自分でいいのか、自分に何ができるのか考えたけど、いいものを出せるよう努力してきました」と振り返る。シーズン中に古傷の右足首痛を再発させるなど、常に満身創痍(そうい)の選手会長だったが、MVP級の働きだった。
■データBOX
巨人・高橋由は開幕戦(3月30日、横浜戦=横浜)で三浦の初球を叩き初回先頭打者本塁打。開幕戦の「プレーボール弾」は史上2度目、セでは初だった。これを皮切りに今季の初回先頭打者弾は9本。従来のシーズン記録(8本、阪急・福本豊ら5人)を更新。7月25、26日(ともに横浜戦=東京ドーム)には2戦連続の先頭弾で、チーム史上54年の広岡達朗、56年の与那嶺要に次ぐ51年ぶり3人目の記録も達成した。
現在の35本塁打はシーズン自己最多を更新中(これまでは99年の34本)でリーグトップタイ。巨人生え抜きのキング獲得なら02年の松井秀喜(50本)以来となる。
◆佐藤剛さん(40)=東京・調布市、会社員
「高橋由がプレッシャーがかかるなかでよく打ってくれた。得点圏打率4割超えは立派のひとことです」
◆石井宏一さん(32)=千葉市・自営業
「地元、千葉の小学校のひとつ先輩の小笠原選手、フルスイングでチームをよく引っ張ってくれました」
★谷、パパでもV!
苦しんだ分だけ、喜びも大きかった。巨人移籍1年目の谷が、今年一番の笑顔で歓喜の輪に加わった。
「最後はベンチでいけいけだった。サヨナラになるんじゃないかという雰囲気があった」
昨年オフに、チームの顔として君臨していたオリックスからトレードを通告された。過去2年間、腰痛などのケガに悩まされ思うように体が動かなかったが、下半身強化に取り組み、2月の春季キャンプでは「これまでで一番早い仕上がり」で結果を出し続けた。
左打者の並ぶ打線のなか、貴重な右打者の2番として機能した。9月には子育てで戦列を離れていた夫人の亮子さんが、世界柔道で復活優勝。「励みになった」と夫婦で完全復活を果たした。「もう力を出し切ってる。優勝がこれからの力になる」と日本一を次の目標に掲げていた。
◆谷夫人の亮子さん
「前年末からの皆様のご精進とご努力が、この喜びにつながったものと思います。今年はぜひとも、奪回日本一を成し遂げていただきますように、巨人軍ファン一同、心よりお祈り申し上げております」








◆秋吉直輝さん(19)=大分・中津市、学生
「ヨシノブ(高橋由)の先頭打者本塁打でこのシーズンが始まった。はじめての1番でよく頑張ったと思う」