ボクのペット自慢レイズ・岩村明憲内野手
「何苦楚魂」持つバイリンガル犬


岩村の愛犬、トイプードルのナッツ

好評連載の最終回を飾るのは米大リーグ、レイズの岩村明憲内野手(28)の愛犬ナッツ=トイプードル、3歳、♂=です。昨年、メジャーに移籍した岩村を応援するためにナッツも渡米。フロリダ州での慣れない? 海外生活にも順応。立派な“バイリンガル犬”として岩村を支えている。

海を渡り、メジャーリーグに挑戦するのは人間だけとはかぎらない。岩村の愛犬ナッツは、貴重な移籍ワンちゃんだ。

「確かにコイツは数少ない太平洋を渡った犬だね。でも、機内でもいい子にしていたようだし、問題なかったみたい」

昨年2月上旬、デビルレイズ(現レイズ)の春季キャンプに参加するため岩村は渡米した。ナッツも約2カ月後、夫人の美幸貴(みさき)さんと渡米。体長約30センチ、体重2・4キロの小さな体ながら、10時間以上のフライトをこなし、フロリダ到着後も日本と変わらず元気に動き回っていた。

岩村とナッツの出会いは3年前。犬を欲しがっていた岩村が、当時ブームだったトイプードルを購入しようとネットで検索。「値段は高かったのに、ほとんどが売れてしまっていて…。で、やっと見つけたのがコイツだった」と売り切れ寸前にゲットした。

名付け親は岩村。茶色の毛がピーナツをイメージさせたことで「ナッツ」。岩村らしい愛情表現は名前の表記にあった。英語で名前の由来通りのナッツにすると「NUTS」。実はコレ、米国では相手を侮辱する言葉。その情報を知っていた岩村は、愛犬に惨めな思いはさせまいと、あえて「NUTTS」とアレンジした。

教育も将来のメジャー移籍を視野に入れていたのか、お座りは「シット」、伏せも「ダウン」など英語でしつけた。その甲斐あって、渡米したナッツはフロリダの空気に順応し、米国製のドッグフードをペロリ。

また、ご主人さまの座右の銘でもある「何苦楚(なにくそ)魂」よろしく、散歩中にほかの米国人ならぬ米国犬と遭遇しても「大きくても、ギャンギャンほえて向かっていくよ」(岩村)。何苦楚魂を持つバイリンガル犬・ナッツなのだった。