11日DeNA戦出る!阪神・ロサリオ、異例の休日返上で猛アピール

 
休日返上でキャッチボールをするロサリオ。評判通りの優良助っ人や(撮影・森本幸一)

 阪神春季キャンプ(9日、沖縄・宜野座)阪神の新外国人、ウィリン・ロサリオ内野手(28)=前韓国ハンファ=が9日、異例の休日返上で練習を行った。沖縄・読谷村内の宿舎に隣接する室内練習場でキャッチボールなどで汗を流し、右肩の不安を一掃。“練習の虫”に対し、金本知憲監督(49)は11日のDeNA戦(宜野座)で一塁を守らせる可能性を示した。

 上下黒のトレーニングウエアを筋肉でパツパツにしたロサリオが、のっしのっしとやってきた。1分1秒が臨戦態勢を整えるための貴重な時間。室内練習場で約1時間半汗を流した。

 「ドミニカで(阪神と)契約してもらってから、(ウインター)リーグに出なくなって、こっちでの練習もあまりできていない。試合に向けて自分の体を作っていく意味でも段階を早めているんだ」

 けがなどで出遅れてもいない虎助っ人が休日返上をするのは異例。当たり前だろ? といわんばかりに狙いを明かした。午前10時37分に橘通訳を相手にキャッチボール。その後もウエート室に直行してみっちり鍛えあげた。

 11日に予定されているDeNAとの練習試合(宜野座)に向けて「守りたい」と直訴。金本監督も「張りがとれたらね。それは彼の意見を尊重してやりますけどね。『出たい』といえば出させるし」と、実戦で初めて守備につく可能性を示唆した。前日8日にはキャッチボールを右肩、肘の張りで回避しただけに状態は心配されたが、「全然違和感もなくやれています」と自ら不安を一掃した形だ。

 昨年まで在籍した韓国プロ野球時代の春季キャンプは1日8時間+夜間練習という厳しい内容にもかかわらず、球団関係者が「(休日は)家族と買い物にいっても、宿舎に帰ってくると翌日の練習に備えてストレッチやトレーニングをしていたと聞いています」と証言するほどの練習の虫だった。まじめなR砲が10日からの第3クールでさらに状態をあげていくことは間違いない。

 「きょうはいい休日だった。(午後は)寝ます。あしたに向けて休養したいしね」とロサリオも満足そう。練習後はモレノと残波ビーチを散歩し、心身ともにリフレッシュした。2・11からは「4番・一塁」を定位置にする。攻守で金本虎を勝利に導く。(新里公章)

★場外弾は「来年対応」

 前日8日のフリー打撃でロサリオが場外へ放った推定170メートル弾によって、宜野座村関係者はソワソワしている。「現状では、今キャンプ中に防球ネットを増設する予定はありません。来年以降は何らかの対応が必要になってくるのではないかと思います…」と頭を悩ましている。現在でも左翼後方の防球ネットは高さ14メートルあるが、規格外の助っ人は球場まで変身させてしまいそうだ。

★ロサリオのキャンプ経過

 ◆1日 フリー打撃で58スイングし、サク越え14発。広島・玉山スコアラーが「ウッズかな」と警戒

 ◆2日 今キャンプ最多の16本のサク越えをフリー打撃で。フォロースルーが大きく、打撃ケージのネットにガシャンと衝突

 ◆3日 9本のサク越えのうち1発が、左中間スタンドで撮影していたテレビクルーの三脚に命中する130メートル弾

 ◆4日 練習後の野球教室で中学生を相手に捕手デビュー。フリー打撃では52スイングし、13発

 ◆6日 フリー打撃60スイングで8発。右肩をアイシングして「ノーコメント」

 ◆7日 来日初実戦となる紅白戦に「4番・DH」で先発出場。3打数2安打で、走塁でも貪欲に次の塁を狙う姿勢も

 ◆8日 フリー打撃で推定170メートルの場外弾。左翼後方の14メートルの防球ネットを飛び越え、坂道を走っていた車にあわや直撃という驚弾だった

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