イチローが上原がダルが“超異例”合同キャンプ!FA停滞で選手会独自開催発表

 
2012年5月のレンジャーズ-マリナーズで“共演”した(右から)ダルビッシュ、上原、イチロー。日本のスターがキャンプで再会を果たす? (共同)

 【ニューヨーク8日(日本時間9日)=共同ほか】米大リーグ選手会は、今季所属先が未定のフリーエージェント(FA)選手が多数いることを受け、14日(同15日)からフロリダ州ブラデントンで独自にキャンプを開催すると公表した。複数の米メディアが報じた。ダルビッシュ有投手(31)=ドジャースからFA、イチロー外野手(44)=マーリンズからFA、エリック・ホスマー内野手(28)=ロイヤルズからFA=らスターが勢ぞろいする“豪華キャンプ”になる可能性が出てきた。

 いよいよ異例の計画が現実となる。

 「FA選手によるキャンプを開催する」

 米大リーグ選手会が、AP通信など米メディアに対して、今季所属先が未定のFA選手のため独自キャンプを行うことを公表した。

 このオフはダルビッシュら有力選手に加え、マーリンズからFAのイチロー、カブスからFAの上原浩治投手(42)ら、いまだ100人以上の選手の契約がまとまっていない。6日(同7日)には選手会が補強に消極的な球団側を批判し、全選手がキャンプをボイコットする可能性まで浮上していた。

 その後、選手会はボイコットの意思こそ否定したものの、未契約でキャンプに参加することができない選手のため救済措置を用意した。ほとんどの球団のキャンプインが14日(同15日)に迫る中、合同キャンプを開催することを決めた。

 場所はパイレーツのキャンプ地として知られるフロリダ州ブラデントン。男子テニス、錦織圭(28)の拠点でもある大手マネジメント会社IMGが所有するスポーツ施設が使われる。指導者として、アストロズで監督経験があるボー・ポーター氏(45)が参加。期間は3月4日(同5日)までで、状況次第で延長の可能性もあるという。

 一方、ジェーク・アリエッタ投手(31)=カブスからFA、J・D・マルティネス外野手(30)=ダイヤモンドバックスからFA=ら多くの大物選手を担当する代理人のスコット・ボラス氏(65)は、スポーツ専門局ESPNに対し「うちには選手が準備するための資源と人材がある」と、顧客の同キャンプへの参加に否定的な見解を示した。

 参加は自由で、どのような顔ぶれになるかは流動的だ。ただ、ダルビッシュ、イチロー、上原ら日本選手に加え、ホスマーら去就が未定のスター選手が一堂に会する可能性もある。

 “FAキャンプ”の実施は、前年からのストライキの影響を受け、フロリダ州ホームステッドで行われた1995年以来、23年ぶり。キャンプ真っ盛りの日本と対照的に、米球界が非常事態に陥っている。

★過去の“FAキャンプ”

 オーナー側が提唱したサラリーキャップ制(年俸高騰を避けるため選手の総年俸額に枠を設ける)導入に、選手会が猛反発して1994年8月にスト突入。翌95年4月上旬まで続いたため、選手会は95年2月のキャンプに参加しなかった。オーナー側の命令により、マイナー選手や元大リーガーらによる「代替キャンプ」が2月16日から行われ、未契約のFA選手のためには史上初となる選手会によるキャンプがフロリダ州で開催された。

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