日本ハム・斎藤佑樹、危機感持ってる30歳シーズン

新春単独インタビュー
斎藤が30歳になるシーズンへの決意を語った

 プロ8年目を迎える日本ハム・斎藤佑樹投手(29)がサンケイスポーツの単独インタビューに応じた。昨季は5月31日のDeNA戦(札幌ドーム)で2015年9月16日のロッテ戦以来、623日ぶりの勝利を挙げたが、この1勝止まり。大谷翔平投手(23)が米大リーグ、エンゼルスへ移籍し、ドラフト1位で早実高の後輩、清宮幸太郎内野手(18)が加入した球団で迎えるシーズン。背水の陣で臨む。 (取材構成・中田愛沙美)

 --オフは毎日のように投球練習をしている

 「そうね。毎年投げているけど、投げていないと、いざ肩を作ろうと思ったときに肩を作ることから始まっちゃう。それだと遅いから」

 --昨季から右打者の内角低めにツーシームを集め、ゴロを打たせる投球術を確立しつつある

 「それでやっていくしかないですね。まだ完全にはシフトチェンジできていない。(昨年2月の)春季キャンプ前くらいにトラックマン(高性能弾道測定器)のデータを見て、そっちの方がいいんじゃないかと」

 --投球スタイルを変えるには、勇気が必要

 「この2、3年、どういう形で結果を出さないといけないのか迷いがあった。それを昨年、踏ん切りつけてできた」

 --昨年5月に、623日ぶりの勝利

 「ホッとしたというか」

 --昨季最終登板の9月27日のオリックス戦(京セラ)は、勝利はつかなかったが6回2失点

 「あの感じで(シーズンの)最初からいければ。あれが最低ラインと考えてね」

 --オフに食事面などで気をつけていることは

 「もともと、めちゃくちゃ食べる方ではないから制限はない。こだわりは玄米。毎朝食べている。高校から(親元を離れ、兄と2人で暮らしていたので)1人暮らしみたいなもの。普通の朝食くらいは作っています」

 --体重の変化は

 「ないね。76キロ、変わっていないね。日本のアスリートは、ウエートトレーニングをやって体重を増やしたらいいと思っている。成長するイコール体重が増える、になるかは人によって違う。僕の場合は、重すぎたらよくないから」

 --今年6月6日の誕生日で、30歳になる

 「理想より、全然違うよね。でも野球をできるだけ長くやりたいと思っていた。30歳でこれをしてとか35歳でこれをしてとかはない。できるだけ長く野球をやるための通過点でありたいよね」

 --同世代で引退する選手も増えてきた

 「寂しいという気持ちもあるけど、自分もその立場になる可能性がある。必死に頑張らなきゃいけないな、と思います」

 --30歳のイメージは

 「30歳について考えるときは、アスリートとしてより、人としてって感じだよね。中堅というか。これから企業ならエースにならないといけない。人として人格者になっていくためには…って感じのイメージ」

 --マスコミに日々、丁寧に対応している

 「そうしないとプロ野球として成り立たないよね。マスコミがいるからこそ、野球選手って注目してもらえる。これだけファンがいるのは、マスコミのおかげです」

 --今季の目標は

 「昨季チームが勝てなかったのは、少なからず自分の責任でもある。毎回言っているけど、チームが優勝して、輪の中心に自分がいること。それが一番です」

 千葉・鎌ケ谷市の2軍施設での自主トレのほか、東京都内のジムに通っている。「下半身中心ですね。おととし11月から通うトータルワークアウトは『ここがジムか!』ってくらい施設がかっこいい。(トレーナーの)ケビン(山崎)さんは厳しい。でも、そうじゃないとこの時期、1人でやっても追い込めないからね」と斎藤。この後は暖かいグアムで自主トレを行うなどして、キャンプインに備える。

斎藤 佑樹(さいとう・ゆうき)

 1988(昭和63)年6月6日生まれ、29歳。群馬県出身。早実高で3年春から2季連続で甲子園出場。夏には決勝で駒大苫小牧高の田中(現ヤンキース)と投げ合い、再試合の末に勝利し優勝。早大に進学し、4年秋に東京六大学史上6人目となる通算30勝&300奪三振を達成。4球団競合の末に2011年ドラフト1位で日本ハム入団。12年には開幕投手を務め、自身初の完投勝利を挙げた。1メートル76、76キロ。右投げ右打ち。独身。年俸1830万円。背番号1。

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