阪神・金本監督、最終戦延期で腹くくった!CSへ「10・10」一発調整

 
笑顔で練習を見守る金本監督。“一発勝負”でCSに臨む(撮影・松永渉平)

 (セ・リーグ、阪神-中日=雨天中止、6日、甲子園)まさかの予定変更だ。阪神は6日、中日との今季最終戦(甲子園)が雨天中止となり、10日へ延期が決定した。これにより9日から3日間、1軍野手全員が予定していた宮崎でのフェニックス・リーグ参加は、急きょキャンセルに。金本知憲監督(49)は14日開幕のDeNAとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(甲子園)に向け、「10・10」に一発調整することを決断した。

 全体練習を終えた直後の午後4時15分に中止が決まった。“宮崎合宿”は水に流れた。もう「10・10」しかない。金本監督が腹をくくった。

 「(宮崎には)いけないよ。(その間、実戦形式の練習は)いや、いらんやろ。(10日からCSは)4日後だろ。やらんでもいい、と思うけど」

 青写真はこうだった。1軍野手は全員が8日に宮崎へ出発。9日の巨人戦からフェニックス・リーグを3試合戦って、帰阪。14日から勝負のCSファーストステージ(DeNA)に備えるものだった。今回、先発投手や一部の中継ぎ投手は出場選手登録の関係もあって宮崎で調整するが、野手は残留。社会人チームなどとの練習試合はあえて組まず、一発調整にかけることにした。

 「(レギュラー全員、スタメンで)いかないとあかん。3打席ぐらい立ってもらわんと」

 「10・10」になった今季最終戦。7年ぶりの観客動員300万人突破、安藤の引退試合、メッセンジャーの1軍復帰登板と盛りだくさんだが、それだけじゃない。福留、糸井、鳥谷らベテラン陣も3、4打席立たせる。必要に応じて、細かな作戦も繰り出す。順位が確定している状況とは思えないほど、緊迫したムードになりそうだ。

 「勝って終わりたいよね、やっぱ。(勝てば)貯金も17できるんか。300万人、入ってくれるし」

 今季は月間貯金「3」を心がけてきた。「17」まで積み上げると6カ月計算でほぼ目標達成だ。

 この日の雨天中止は確かに誤算だが、天気には勝てない。むしろ、役者をそろえ、シーズン終盤に相性の悪かった甲子園で2連勝フィニッシュできれば、勢いよくCSに突入することができるととらえたい。

 逆転日本一へ、突き進むだけ。「10・10」。金本監督はそこに全力を注ぎ、戦闘態勢を整える。 (阿部祐亮)

★あと1122人!

 阪神の今季主催試合での観客動員は、10日の1試合を残して、ここまで299万8878人。300万人まで、あと1122人で、7年ぶりとなる大台突破は確実となっている。

最近のCS前調整あらかると

 ★13年 10月8日にレギュラーシーズン終了。翌9日から甲子園で調整し、12日からの広島とのファーストステージに臨んだ(0勝2敗)
 ★14年 10月1日にレギュラーシーズン終了。翌2日から甲子園で調整し、同6日からフェニックス・リーグに主力野手が参加(鳥谷はシーズン中に痛めた右膝の疲労回復のため甲子園で調整)。11日からのCSでは広島、巨人を破り、日本シリーズ進出
 ★15年 10月4日にレギュラーシーズン終了。梅野や江越ら10選手がフェニックス・リーグで調整。主力組は甲子園で紅白戦を行うなど調整し、10日からの巨人とのファーストステージに臨んだ(1勝2敗)

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