将来の“夢”米挑戦の話は出ず…育成方針、環境など現実伝える

解説

 国内プロ10球団が早実高・清宮との面談を終えた。今回の面談は「野球に一番、集中できる環境ということでプロを選んだ」とプロ志望表明会見で語った清宮の育成方針や施設などを詳しく知りたいという希望に、プロ側が応える形で実現した。

 DeNA、西武、ヤクルトは、高卒で強打者に成長した選手の成長過程と育成方針を説明。阪神はあらためて、佐野スカウト統括が「うちとしては1位で指名させていただくということです」と強調した。

 清宮は将来のメジャー挑戦希望を明言しており、各球団はそうした質問や要望に回答するために、海外移籍やポスティングシステムに対する球団の方針などを準備。しかし、米大リーグ挑戦についての話は、どの球団ともなかった。

 強打者に成長するまで数年かかった例を話した球団は、即戦力というよりも、将来的な中心選手、本塁打を量産する打者像を描いていることをアピールしたといえる。今回の面接で、大リーグ挑戦という夢よりも、各球団の環境を含めた現実を話せたことは、競合になれば抽選という制度下とはいえ、お互いにとってプラスになったのではないか。 (アマ野球担当・赤堀宏幸)

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