ドラ1候補は魔神!社会人日本代表・鈴木、豪腕152キロでバットへし折り

 
最速152キロを計測した鈴木博。ドラフト1位候補としての確かな能力を披露した (撮影・赤堀宏幸)

 社会人日本代表オープン戦(27日、ロッテ浦和)10月2日に開幕するアジア選手権(台湾)に向けて直前合宿を行う社会人日本代表は27日、ロッテ2軍とのオープン戦(ロッテ浦和)に11-5で勝利した。最速157キロを誇る今秋のドラフト1位候補右腕、鈴木博志投手(20)=ヤマハ=が3番手で登板し、2回3安打1失点と好投。最速152キロの速球でバットを折るなど、初のプロとの試合にも動じることなく、視察したプロ野球8球団のスカウトをうならせた。

 ゆったりとしたフォームからグイグイと投げ込んだ。鈴木博が身長1メートル81、体重95キロの体格を生かした重くスピンの利いた直球で、プロの打者を次々と抑えていく。八回に連続安打と2暴投で1失点を喫したが、遊ゴロ併殺打に2奪三振とストッパーとしての適性を証明した。

 「真っすぐでゲッツーが取れたし、変化球でもストライクが取れた。真っすぐが良くなってきているから(八回に)バットを折れたんだと思う」

 静岡・磐田東高卒3年目の20歳。まだ表情にはあどけなさも残るが、マウンドで確かな自信をつかみ始めている。初のプロの打者との対決で堂々たる投球を披露した。

 プロ8球団のスカウトが視察に訪れる中、七回に151キロ、八回にはこの日最速の152キロを計測し、相手打者のバットをへし折った。ブルペンでは、160キロ前後の速球を投げる投手のスピン(ボールの回転)量「2500」に迫る「2400」台をたたき出しているとのデータ分析もなされた。

 その潜在能力にヤクルト・中西担当スカウトは「完封した実績もあるが、ストッパーもできるパワータイプ。体形からも将来的には佐々木(元横浜、マリナーズ)のイメージ」。ソフトバンク・小川編成部長も「(1位)候補が、いい投球を見せてくれた」と笑みを浮かべた。

 早実高・清宮幸太郎内野手(18)が注目を集める今秋のドラフトだが、こちら社会人にも見逃せない即戦力級の投手がいる。 (赤堀宏幸)

鈴木 博志(すずき・ひろし)

 1997(平成9)年3月22日生まれ、20歳。静岡・掛川市出身。小学3年時から大浜中まで軟式野球。磐田東高では1年夏からベンチ入り。3年夏は県大会の2回戦で敗退し、甲子園は出場なし。ヤマハでは今夏の都市対抗には新日鉄住金東海REXの補強選手として登板。今秋の社会人日本選手権に出場予定。1メートル81、95キロ。右投げ右打ち。家族は両親と妹。

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