大波乱! “最強男”ガードナー敗れる

ルーロン・ガードナー レスリング男子グレコローマンスタイル120キロ級準決勝で、大波乱が起きた。最重量級2連覇を狙ったルーロン・ガードナー(33)=米国=が敗れた。〔写真:五輪連覇を逃し、ぼう然と座り込んだガードナー=AP



 アジア王者のツルツミア(カザフスタン)との対戦は1−1で延長へ。クリンチからの投げ合いで力負けし、倒された。敗戦が決まると、ガードナーは両ひざをつき、しばらく立ち上がることができなかった。

 シドニー五輪の130キロ級決勝で、当時「人類最強」と言われたカレリン(ロシア)の4連覇を阻止して注目された現最強男。24日の1次リーグは、前に出続けて3戦全勝。今回最重量級の120キロ級制覇まで順調に滑りだしたが、あと一歩のところで涙をのんだ。

 シドニー五輪後の02年2月、故郷の米ワイオミング州の山中で遭難。凍傷となり、右足中指を切断した。昨秋の世界選手権では10位に低迷したが、今年の米国選考会で優勝し、五輪代表の座をつかんだ。この4年間で、人生の絶頂とどん底を味わって迎えたアテネだった。

 「わずかの差が勝負を分けた。後悔はしていない」。16日に33歳になったばかりのガードナー。静かにアテネのマットから降りた。

今大会の"まさか"

 柔道 男子100キロ級金メダル確実といわれた井上康生が4回戦でE・ファンデルヘースト(オランダ)に背負い投げで一本負け。敗者復活戦でも敗れ、メダル獲得ならず

 陸上 男子100メートルに出場した末続慎吾が2次予選でスタートで出遅れ、3組4着に終わり、準決勝進出ならず

 レスリング 女子72キロ準決勝で優勝候補筆頭の浜口京子が王旭(中国)に判定負け。銅メダルに終わる

 野球 準決勝・豪州戦で松坂(西武)が13奪三振の力投を見せたが、打線が奮わず、0−1で敗戦。金メダルを逃した




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