【バレーボール】球技7種目出場へ女子バレー出陣

木村沙織 アテネ五輪開幕まで5日で、いよいよ100日。各競技の出場キップ争いも、佳境に突入し、8日からはバレーボール女子の世界最終予選兼アジア予選(東京体育館)が開幕する。実は、日本にとっては“記録”がかかる大事な予選。団体球技で日本は、ここまで6種目が五輪出場権を獲得した。バレー女子が決めれば、1大会で史上最多の7種目となる。2大会ぶり出場を目指す全日本女子が、チーム・ニッポンの絶好調ムードをアテネにつなげるために、出陣する。〔写真:ニッポン球技の華、女子バレー。木村沙織らヒロイン軍団はアテネを見据えている

★必勝の上にも必勝を期す

◆バレーボール女子・日本の五輪成績
大会 日本 優勝
64 東京 日本
68 メキシコ ソ連
72 ミュンヘン ソ連
76 モントリオール 日本
80 モスクワ 不参加 ソ連
84 ロサンゼルス 中国
88 ソウル 4位 ソ連
92 バルセロナ 5位 キューバ
96 アトランタ 9位 キューバ
00 シドニー 出場できず キューバ
 五輪キップ6枚。種目が増え、チャンスが広がったことを差し引いても、日本の球技は快調そのものだ。“新記録”の7枚目を手にすべく、バレーボール全日本女子が最終予選に臨む。

 64年東京大会の金メダル獲得以来、五輪での日本球技を引っ張ってきたが、前回シドニー大会で初めて出場を逃した。万が一、また逃せば、すべて過去の偉業と化す。「確実に出場権は取らなければならない」と、柳本晶一監督(52)は必勝の上にも必勝を期す。

 五輪に出る。数少ない出場経験者が、チームの意識を高める。主将・吉原知子(34)=パイオニア=は、バルセロナ、アトランタ大会に出場。選手中心のミーティングで、ことあるごとに「五輪はスゴいところだよ」と、夢舞台の素晴らしさを、“伝導”してきた。メンバー最年少の木村沙織(17)=下北沢成徳高3年=は、「チャンスがあれば、出てみたい」も、すっかり感化された口だ。

◆全日本女子メンバー◆
氏名 所属 身長 最高到
達点
ポジション
吉原 知子 パイオニア 34 180 305 センター
辻   知恵 茂 原 34 177 298 セッター
成田郁久美 久光製薬 28 173 297 レフト
佐々木みき パイオニア 27 182 317 レフト
大村加奈子 久光製薬 27 184 319 レフト
狩野 舞子 八王子実践高 15 183 303 センター
竹下 佳江 J T 26 159 280 セッター
高橋みゆき NEC 25 170 285 レフト
11 佐野 優子 JVA 24 158 260 リベロ
12 杉山 祥子 NEC 24 184 310 センター
13 大友   愛 NEC 22 183 312 センター
14 大山 加奈 東 レ 19 187 308 レフト
16 栗原   恵 NEC 19 186 305 レフト
18 木村 沙織 下北沢成徳高 17 180 298 セッター
【注】赤字の数字は主将
★歴史はつながる

 もう1人の経験者、成田(旧姓・大懸)郁久美(28)=久光製薬=も。アトランタにチーム最年少の20歳で出場した。自らもチーム内での競争する立場で、五輪について「あまり口にはしない」。だが、練習中のプレーなどで、ボールへの執念、五輪にかける思いを若手に伝えてきた。連続出場こそ途絶えたが、五輪を知る者がいる限り、歴史はつながっている。モントリオール大会男子メンバーだった柳本監督は「トップで予選を乗り越える」と、本番でのメダルも見据えた大きな目標を掲げた。開幕カウントダウンの中、7枚目のキップが、日本の球技をさらに景気づける。

★アテネへの道

 バレー女子の五輪参加は12国。8国(中国、ブラジル、米国、ドイツ、キューバ、ドミニカ共和国、ケニア、開催国ギリシャ)が既に出場権を手にしている。世界最終予選には、アジアから日本と韓国、台湾、タイの4国、さらにロシア、イタリア、ナイジェリア、プエルトリコの計8国が参加。このうち、最上位国、アジア最上位国、それ以外の上位2国が出場権を得る。日本は、4位以内に入れば、無条件で五輪キップを手にする。5位でもアジア最上位なら、五輪行き。

★男子は…

 女子に引き続き、バレー男子の世界最終予選兼アジア予選が22日から30日まで、同じ東京体育館で行われる。

 五輪参加12国中、既に8国(ブラジル、イタリア、セルビア・モンテネグロ、米国、ロシア、アルゼンチン、チュニジア、開催国ギリシャ)が出場権を獲得。最終予選が日本含め世界3カ国で行われるため、出場権争いは、女子より狭き門となっている。

 日本ラウンドの予選出場国は、アジアから日本と韓国、中国、イラン、豪州の5国とフランス、カナダ、アルジェリア。最上位国とアジア最上位国が出場権を得る。

 過去2大会、五輪出場を逃している男子。田中幹保監督(49)は「是が非でも出場権を獲る」と、就任4年目の集大成ですべてを投入するつもりだ。

★バレーボール男子・日本の五輪成績★
大会 日本 優勝
64 東京 ソ連
68 メキシコ ソ連
72 ミュンヘン 日本
76 モントリオール 4位 ポーランド
80 モスクワ 不参加 ソ連
84 ロサンゼルス 7位 米国
88 ソウル 10位 米国
92 バルセロナ 6位 ブラジル
96 アトランタ 出場できず オランダ
00 シドニー 出場できず 旧ユーゴスラビア


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