【バレーボール】覇気なし柳本ジャパン、吉原怒りのゲキ
バレーボール女子1次リーグA組の日本は、イタリアに0−3で完敗した。サーブレシーブのミスなどを繰り返し、一方的な試合展開で2試合連続のストレート負け。18日には地元ギリシャと対戦するが、吉原知子主将(35)=パイオニア=は危機感を募らせた。〔写真:イタリアにストレート負けし、無力感の漂う竹下、佐々木、杉山、栗原=左から=の日本代表=共同〕
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イタリアの高さ、パワーの前になすすべなく、見る見るうちに点差が広がる。2試合連続のストレート負け。3度目出場の吉原主将は凍りついた表情で声を振り絞った。
「自分たちに力がないということ。ほかのチームは何年もかけてチームをつくるが、私たちはチームとして浅い。でも、まだ終わったわけじゃない。どう立て直すかだと思う」
失望感と危機感が交錯する。昨年2月に結成した柳本ジャパンが、1年半でがけっぷちに立った。今年5月の五輪最終予選でイタリアから白星を挙げたが、この日はまるで別チーム。3セットすべて10点台に抑えられた。これが目に見えない『五輪』の重圧なのか。
9位に終わった96年アトランタ五輪に続き2度目の出場のリベロ成田が振り返る。「あのときの試合のことはほとんど覚えてないんです。先輩たちの気迫、勢いについていけなかった」。もう同じ過ちは繰り返せない。初出場の10人のメンバーへ、吉原と一緒に今こそ経験を伝えるときだ。
◆大友愛 「ブロックがあまりよくなく、イタリアの攻撃を止められなかった。リズムも失ったし、いい雰囲気で試合を戦えなかった」
★寺廻太★
1次リーグは3試合も残ってますけど、このままではハッキリ言って厳しいでしょう。すべてにおいて、まったくバレーをしていない。試合の途中で、見ているのがつらくなりました。
まずは闘争心。一生懸命やっているんでしょうが、それが伝わってこない。技術的にはサーブレシーブとか、凡ミスも多かったですしね。監督、選手を含め、普段着のバレーではありません。上のチームにはもっと攻めていかなくちゃいけないのに、そういう姿勢がなかったのが残念です。
次(18日)のギリシャ戦が、生き残りをかけた正念場でしょう。6月の親善試合では勝っているけど関係ない、相手には地の利もありますしね。1次リーグで2試合負けても、まだメダルを獲る可能性はある。そのことを改めてかみ締めて、プレーしてほしいですね。
(元全日本男子監督)
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