「チーム中西」でメダルを狙う
「鉄の女」に名乗りを上げる。アテネ五輪トライアスロン女子代表の中西真知子(27)=NTT東日本・NTT西日本=は世界ランキング5位。トライアスロン、競泳、自転車、長距離走、メンタルと5人の専門コーチの指導を受け、表彰台を射程圏内にとらえている。〔写真:競泳の練習に余念がない中西真知子。この笑顔、アテネでも見たい〕
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補欠に泣いたシドニー五輪から4年。中西は強力スタッフ陣とともにアテネのメダル獲りに向かう。
「シドニー前は基礎ができてないのに上を見すぎていました。回り道してもいいから、すべての種目の地を固めようと思ったんです」
水泳は東海大水泳部の加藤健志ヘッドコーチ、自転車は現役ロードレーサーの橋川健に指導を受け、02年春からは苦手のラン克服のため元リクルート陸上部監督の金哲彦さんに師事している。
これら3種目の専門家の意見をまとめ、マンツーマンでトライアスロン用の練習メニューに仕立てるのが青山剛ヘッドコーチ。メンタル面はスポーツ心理カウンセラーの末松芳子さんが担当する。他にもトレーナー、メカニックなど万全のサポート体制が敷かれる。
「アテネでは試合会場のそばにアパートメントを借りて、みなさんが集まってくださるので、心強いです」
総合力アップは5月の世界選手権で実証した。スイムで上位につけ、バイクで先頭集団に入り、ランで粘って日本勢史上最高の6位。世界ランク5位につけ、五輪メダルも夢ではない。アテネのコースはバイクに斜度18度の急坂があり、3種目すべての力が必要。中西のためのコースが用意されている。
(牧慈)
| ★中西真知子(なかにし・まちこ) 1976(昭和51)年9月19日、大阪・貝塚市生まれ、27歳。3歳で水泳を始め、桃山学院大でトライアスロンに転向し、97年日本選手権で初優勝。NTT東日本・NTT西日本に所属。トライアスロンが初めて正式競技になったシドニー五輪は補欠だったが、その後、日本女子のエースに成長。最新世界ランキングは5位。1メートル62、53キロ。 |
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| ★アテネ五輪トライアスロン日本代表★ |
| 氏 名 |
所属 |
年齢 |
| ▼男子 |
| 西内 洋行 | チームテイケイ |
28 |
| 田山 寛豪 | チームテイケイ |
22 |
| ▼女子 |
| 庭田 清美 | アシックス・ザバス |
33 |
| 関根 明子 | NTT東日本・NTT西日本 |
28 |
| 中西真知子 | NTT東日本・NTT西日本 |
27 |
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| ★五輪日本史★ |
| トライアスロンは1974年に米カリフォルニア州サンディエゴで生まれ、80年代に普及。日本では81年に最初の大会が行われた。五輪には2000年シドニー大会から正式競技に採用され、日本勢は男女各3選手が出場。男子は小原工の21位、女子は庭田清美の14位が最高だった。 |
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| ★世界の勢力★ |
| 男子は実力が拮抗。シドニー五輪は当時世界ランク21位のシモン・ホイットフィールド(カナダ)が制した。ニュージーランドと豪州の選手層が厚いが、北米勢、旧ソ連のカザフスタンとウクライナ、スペインや英国などの欧州勢も強豪。女子は世界ランクのトップ3を米国勢が占め、豪州、ブラジル勢らが続く。 |
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| ★ルール★ |
| 水泳、自転車、ランニングの3種目を連続して行う。82年に「スイム1・5キロ、バイク40キロ、ラン10キロ」計51・5キロの距離が定められ、五輪、世界選手権など大半の試合はこの“ザ・トライアスロン”と呼ばれる距離で実施される。他に「スイム3・8キロ、バイク180キロ、ラン42・195キロ」の“アイアンマンレース”もある |
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