84年ぶりメダルならず…杉山、浅越組は天を仰ぐ

浅越、杉山組 テニスの女子複3位決定戦で杉山愛(29)=ワコール、浅越しのぶ(28)=NEC=組が、パオラ・スアレス(27)、パトリシア・タラビーニ(36)=アルゼンチン=組に3−6、3−6で敗れ、メダルを逃がした。20年アントワープ大会の熊谷一弥(男子単複で銀)以来、84年ぶりの五輪メダル獲得はならなかった。〔写真:懸命に戦った杉山=右=と浅越だが、メダルには届かなかった=撮影・川村寧



 4大大会ではダブルスで3度の優勝を誇り、単複トップ10入りも果たした。ツアー単複35勝は日本歴代最多。通算獲得賞金は5億円を超える杉山をもってしても、メダルには届かなかった。

 「作戦どおりにできて結果もついてきていたのに」。女子では初となるメダル獲得をあと一歩のところで逃した杉山は、思わず天を仰いだ。

 浅越とペアを組んだのは昨夏の一度とアテネ五輪出場決定後の7月の3度のみ。「その中で自分たちのプレーを作り上げてきたので自信がなくなることはなかった」。それでも、準々決勝では元女王ナブラチロワ、レイモンド(米国)のベテランペアに完勝した。

 3大会連続で出場し、今回が最後の五輪と決めている29歳の杉山は開幕を前に決意を新たにしていた。「五輪は5つ目のグランドスラム。五輪発祥の地に戻る記念すべき大会で、すべてを出したい」。エーゲ海をイメージした青いコートの上で快進撃を続けた急造ペアだが、歴史を塗り替えることはできなかった。


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