IOCが岡本依子の個人資格出場を承認
IOC(国際オリンピック委員会)はスイスでの理事会で、国内のテコンドー統括団体分裂のため個人資格となる岡本依子(32)=ルネスかなざわ=のアテネ五輪出場を承認した。岡本は19日、京都市内で会見を行い、個人資格のためJOC(日本オリンピック委員会)から強化費は今後も支給されないが、感謝の気持ちでシドニーの銅を超える金メダル奪取を誓った。
★強化費などの援助は一切なし
岡本の口からは何度も「感謝」という言葉がついて出た。「正式に行かせてもらえることに感謝しています。応援してくれた人にも感謝したい」。
国内統括団体の一本化が不調に終わり、一度はアテネをあきらめかけた。だが、JOCが特例で個人資格での派遣を認め、IOCの承認。3月30日の涙の会見から50日後、笑顔の会見だった。
だが、逆風がやんだわけではない。JOCが負担する費用は往復の航空機代と現地の宿泊費だけ。本来なら強化指定選手となるべき岡本に強化費などの援助は一切ない。コーチの帯同についても現在調整中だ。韓国を拠点に6月末にはメキシコ合宿へ。1人きりの練習が続くが、資金は所属先の支援が頼りだ。
シドニー後に飼い始めた柴犬に金メダルへの思いを込めて「金太郎」と名づけた。「いろんな人に支えてもらった。それを力に夢の金メダルで恩返ししたい」。本当の闘いはこれからだ。
(臼杵孝志)
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