北京の金へ、愛ちゃんに“自立への4カ条”
卓球女子代表の福原愛(15)=ミキハウスJSC=が25日、成田着の航空機で帰国した。初の五輪舞台でベスト16まで進出したが、愛ちゃんの視線はすでに4年後の北京五輪。“自立への4カ条”を胸に秘め、さらなるステップアップを目指す。〔写真:笑顔で帰国した愛ちゃん。“大人”になって、4年後の北京へ挑む=撮影・佐久間賢治〕
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約300人のファンの声援を浴び、到着ロビーに現れた福原。あどけない表情は一変し、キリリと引き締まっていた。
「五輪では偶然とか、まぐれでは勝てないことが分かりました。考え方が変わってきました」
日本選手団最年少の15歳で、初めて踏んだ五輪舞台。シングルスでベスト16に進出し、激戦を体験したことで、自立心が芽生えた。そんな福原に対し、卓球女子の西村卓二監督(56)は「これから親離れ、子離れしながら、他の競技の選手から尊敬されるようになってほしい」。さっそく“自立への4カ条”を掲げ、動きだした。
(1)タフな精神力 帰国前日の23日に選手村食堂で、アーチェリーで銀メダルを獲得した41歳の山本博とバッタリ。「勝つときの精神状態の話を聞きました」。父親ほどの年の差があるベテランから貴重なアドバイスを受けた。
(2)体力アップ 現在、腕立て伏せは3回しかできない。五輪ではパワー不足を痛感し、今後は練習に筋トレ、走り込みを取り入れる。
(3)戦術の研究 五輪出場決定直後の国際大会では、西村監督があえてベンチに入らなかった。今後は再び“一人で”戦う予定。自ら試合を組み立てる。
(4)食生活の見直し 大食漢。4回戦敗退後、約30分間でカップラーメン3杯とおにぎりをほお張った。アテネに大好きなお菓子も大量に持ち込んだが、今後は体重制限する考え。
五輪後の世界ランクは、27位から21位にアップ、9月9日からは、中国オープンに出場する。「今は(08年の)北京のことは何も考えていません。まずは次の試合を精いっぱい頑張ります」。福原が、大人の階段を駆け上がり、北京へ挑む。
(佐久間賢治)
★「抱きつけなくてゴメンなさい」
五輪期間中の8月14日は、卓球女子の西村監督の誕生日。22日に愛ちゃんは、誕生プレゼントとして現地の民芸品を手渡した。表面には自筆で「おめでとうございます。抱きつけなくてゴメンなさい」の文字。実は3回戦で白星を飾れば、熱い“抱擁”を交わす約束をしていた。4年後の北京ではメダルを、監督のバースデーにプレゼントにする。
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