【柔道】5年前の悪夢再現…塘内1回戦で完敗
柔道男子81キロ級の塘内(ともうち)将彦(27)=旭化成=は1回戦で敗れ、敗者復活戦も1回戦で敗退して、日本男子は2日連続でメダルを逃した。
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悪夢の再現だった。初の五輪。塘内が大舞台のプレッシャーに沈んだ。初戦はノソフ(ロシア)に合わせ技で一本負け。今年のドイツ、ロシア国際を制した実力者の前に屈した。敗者復活戦もメローニ(イタリア)に1分24秒、肩車で技ありを奪われる完敗。何もできなかった。
同じように初戦で敗れた99年ミュンヘン世界選手権。柔道の最初の師である父・高志さん(55)は内臓の病気に倒れ、応援に来られなかった。「おれをアテネに連れていってくれ」。いつも福岡・大牟田市の実家から送ってくれる手紙の最後には、その一文が必ず添えられるようになった。
昨年11月に高志さんが再び入院。「父ちゃんをアテネに連れて行く!」。その願いはかなえたが、スタンドの父に笑顔を届けることはできなかった。「力不足を痛感した。結果を残せなかったことが悔しい。このままでは終われない」。その顔は汗と涙でゆがんでいた。
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