【柔道】体調不良に泣いた22歳・高松、初戦で散る

高松=左 柔道男子73キロ級の高松正裕(22)=旭化成=は体調不良が響き、初戦の2回戦で敗退。期待された日本男子柔道陣の3日連続金メダル獲得はならなかった。〔写真:体調を崩し、実力を発揮できずに初戦で散った高松=左。悔しい不完全燃焼…=共同



 成長株の高松が、初戦で早々に散った。アテネ入り後、のどの腫れを訴えて、ほとんど練習できなかった影響で、不完全燃焼のまま、畳から去った。

 初戦の相手、ケブヒシビリは、腰を引く変則的なスタイル。高松は、こうしたタイプには強いとの定評があったが、動きに精彩を欠き、内またで技ありを奪われた。体を動かしたのは試合前日だけだったという。アテネ入りしてからの熱発で宿舎で寝込んでいたため、2日間で3キロの減量も強いられた。「心肺機能も落ちていた」と、声も沈んだ。

 兄の広晴さんは、元高校球児で甲子園出場経験があり、父親の則明さんは柔道家。スポーツ一家に生まれ、高い身体能力を誇っていた。とりわけ外国人選手には、「組まなくても何とかできる」と、器用さには自信を持っていた。世界的に選手層が厚い階級で、久しぶりに現れた逸材と期待されていた。

 今回は不運に見舞われたが、まだ22歳。「(五輪金メダルの)夢を夢で終わらせたくない」と、4年後の北京五輪での雪辱を誓う。

★世界王者のミレスマイリの棄権にIJFは制裁示唆

 国際柔道連盟(IJF)は15日、アテネ五輪柔道男子66キロ級で、世界選手権覇者・アラシュ・ミレスマイリ(イラン)が、政治的な理由でイスラエル選手との対戦を棄権したとされる問題について協議した。ミレスマイリは15日の計量で、体重オーバーで失格となった。世界選手権2連覇の実績を誇る同選手には考えられない減量失敗に、IJFは「政治的な理由による棄権なら、何らかの措置を取る」と制裁の可能性を示唆した。

(共同)


★金の内柴、東京の自宅周辺はもうお祭り騒ぎ

 柔道男子66キロ級で金メダルを獲得した内柴正人(旭化成)の快挙から一夜明けた16日、周囲は祝福ムードに包まれた。日本に残っていた妻・あかりさん(24)は取材攻勢の嵐に、「勝ったんだなと実感しました」とうれしい悲鳴。内柴夫妻が住む都内のアパートを管理する富沢隆さん(47)は「減量で苦労する姿を見てきたのでうれしい」と笑顔。清原慶子三鷹市長(52)も「本当に誇らしい気持ちです」と絶賛した。


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