アテネ五輪の聖火リレー東京に…136人走る

福原愛選手と石原慎太郎都知事 史上初めて5大陸を巡るアテネ五輪の聖火が6日、豪州から東京・羽田空港に到着。元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂さん(38)からアンカーの五輪卓球代表、福原愛選手(15)まで136人が都内約53キロのコースをリレーした。

 午前11時、この日梅雨入りした雨空の下を、一茂さんが聖火がともるトーチを手に臨海副都心の東京ビッグサイトをスタート。一茂さんは「今回走ることは父に言っていない。言えばうらやましがる。本来は父が務めるものだった。代役は務まりませんが走らせていただきました」と、野球の日本代表監督で療養中の茂雄氏(68)を気遣った。

 その後、元競輪選手の中野浩一さん(48)が自転車後部にトーチを固定しレインボーブリッジを走行。銀座、国技館、皇居、国立競技場などを経て午後6時20分ごろ、福原選手が東京都庁前の都民広場にゴール。石原慎太郎都知事(71)とともに聖火を点火した。福原選手は「無事炎がついてほっとした。けがとか病気に気をつけて頑張りたい」と笑顔を見せた。

 中野さんを除いて走った距離は1人平均約360メートル。リレーにはスピードスケートの清水宏保選手(30)や競泳の岩崎恭子さん(25)、鈴木大地さん(37)、柔道の古賀稔彦さん(36)ら五輪メダリストのほか、一般市民約70人も参加した。

 アテネを2日に出発した聖火は、26カ国33都市を巡る。7日には東京から韓国・ソウルに向かい、南米やアフリカも渡った後、8月13日の開会式で聖火台に点火される。

写真:都内を駆け巡った聖火リレー。女優として唯一参加の菊川怜は銀座を快走=代表撮影=を経て、福原愛選手と石原慎太郎都知事でゴール

★菊川、銀座を快走

菊川怜 女優として唯一、聖火ランナーに選ばれた菊川怜(26)は22番目の走者として、東京・銀座の大通りを走った。Tシャツに短パンというユニホーム姿で、沿道の観客2000人以上の大声援に手を振って応えながら約360メートルを完走。「走りきりました。聖火のように、燃える炎のように(選手は)一人ひとり、団体の人も燃えるように頑張ってほしい。私たちも燃えるように応援します」とエールを送った。

★全世界共通

 聖火ランナーが使用したトーチ、Tシャツと短パンのユニホームは全世界共通。トーチは700グラムあり、豪州製で1本約4万円。希望したランナーは、購入して自分のものにすることができる。

 ユニホームは、アテネ五輪組織委員会が作成した非売品だが、ランナーにはプレゼントされる。お宝度満点で、関係者は「値段に換算できるものではありませんから」と話した。


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