【アテネ情報】イラク選手に観衆総立ち、胸張り、誇らしげな笑顔
【アテネ13日共同】「ウォー」。緑色のジャケットに身を包んだイラク選手団が姿を現すと、アテネの五輪スタジアムは大歓声に包まれた。観衆は総立ち。欧州諸国や米国の選手団を大きく上回る最大級の歓迎ぶりで、「新生イラク」の五輪参加を祝った。
旗を高々と掲げ、胸を張って先頭を行くのは柔道のハイダル・ラジム選手。時折、観客に見せつけるかのようにスタンドに旗を突き出す。誇らしげな笑顔だ。
旧フセイン政権下ではスポーツ選手も弾圧の対象となった。ラジムさんも反政府勢力との関係を問われ、隣国シリアで逃亡生活を送った。
母国ではこの日も戦闘が続くなど、平和の訪れにはほど遠いのが現状。それでも約20人の選手たちは、開会式の華やかさに身を任せ、リラックスした晴れやかな表情で観衆に手を振り続けていた。
|