【ホッケー】記念の五輪初ゴール、日本女子前向く敗戦

加藤=左 ホッケー女子1次リーグA組の日本は、世界ランク1位のアルゼンチンに1−3で敗れた。これで2戦2敗となったが、MF駒沢李佳(22)=天理大=の五輪初得点で1−1の同点で折り返すなど、前半は互角の戦い。わずかに可能性が残された決勝トーナメント進出をめざし、残り2戦全勝を誓う。〔写真:後半、ゴール前で必死のディフェンスを見せる加藤=左。アルゼンチンに対し、日本は健闘したものの及ばなかった=共同



 世界最強軍団からの五輪初ゴールで、日本が自信を取り戻した。

 「相手をなめるぐらいの気持ちで臨みました」と胸を張るのは、主将の三浦。初の五輪で“最強軍団”と互角に渡り合えたことが、最大の収穫だった。

 14日の初戦で中国に0−3と完敗。パワー、技術以前に、我を忘れたチームに安田監督が求めたのは「ムービングホッケー」。日本の持ち味である俊敏性、持久力を生かして、動きながらパスを送り、機動力で“女王”に立ち向かった。

 前半19分に先制を許したが、8分後に駒沢が押し込んで歴史的な五輪初得点を記録。守備では積極的にプレッシャーをかけて、相手の攻撃の芽を摘んだ。最後は突き放されたが、勝利への意欲は高まっている。「得点が目標だった」という駒沢が試合後、ゴールに満足せず「悔しい」と唇をかんだのが、その象徴だ。

 決勝トーナメント進出には、5チームを2組に分けた1次リーグ2位以上が条件。2戦2敗と苦しい状況となったが、資金難にあえぎながら五輪初出場を決めたハングリー軍団は、奇跡を胸に誓い、闘志を燃え上がらせる。

★17歳の中川、指令塔初先発

 最年少17歳の中川が先発出場して、チームを盛り上げた。喜多田のけがでスタメンに抜てきされると、グラウンドでは柔らかいスティックさばきで好機を演出。「相手は世界一。ゲームメークがうまいし、マークするのが精いっぱい」と、世界最強の技とパワーに脱帽していたが、安田監督は「高校生であれだけできたら、大したもの」と、未来の指令塔の奮闘に目を細めていた。


著作権、リンク、個人情報について