【ハンドボール】日本五輪に望み、韓国と価値あるドロー
アテネ五輪アジア予選 第2日(24日、神戸総合運動公園体育館)。ニッポン、宿敵にドロー!日本男子はアジア最強の韓国に22−22で引き分けた。エース宮崎大輔(22)=日体大=が相手の徹底マークに苦しむ中、主将の中川善雄(29)=大崎電気=がチーム最多の8得点をマーク。90年以来14連敗中の宿敵相手に価値ある引き分けに持ちこみ、4大会ぶりの五輪出場に可能性を残した。〔写真:アジア最強の韓国とドローに持ちこんだ日本男子=撮影・梯孝春〕
| ▼男子 | 日本 1勝1分 | 22 | 11− 8 | 22 | 韓国 1分 | | 11−14 |
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壮絶なシーソーゲームに会場は総立ちになった。22−22で迎えた後半残り3秒。反則で得たフリースローに宮崎がジャンプ、挑んだが、韓国の長身DFの壁に阻まれ、試合終了。90年以来14連敗…と13年間負け続けた宿敵に引き分けた。無念さも漂ったが、4大会ぶりの五輪出場に望みを残すドローに会場は沸いた。
「正直勝てた試合…とも思いますけど、これからのハンドボールのことを考えたらプラスになると思いますね」
主将の中川は満足感を口にした。時間帯によっては韓国は、エース宮崎にマンマークを敷く警戒ぶり。そこで中川が突破口になった。後半29分の同点弾を含め、チームトップの8得点。日本リーグの大崎電気でプロ契約を結ぶ精神的支柱が、底力を発揮した。
前日の初戦・台湾戦は1得点。0得点に終わった前半のハーフタイムには強烈なゲキが届いた。観客席の妻・千鶴子さん(29)が控え選手に亭主へのメッセージを託していた。その中身は…。
「点取らへんかったら、ご飯作ってあげへんで…って言われました。きょうは取れて良かった。家族には迷惑かけてますから」。代表の強化は海外遠征が中心で、昨年は年約100試合の国際試合を組んだ。年間半分は家にいない。ハンドに打ちこむ男が見せた意地の爆発だった。
条件付きだが、五輪出場の扉は開かれている。26日の最終戦で中国に勝ち、得失点差で韓国を上回れば、悲願の五輪キップが届く。残り1試合、日本男子は中川を核にして、捨て身で戦う。
(大沢 謙一郎)
★GK坪根、価値あるドローの立役者
GK坪根(湧永製薬)がスーパーセーブを連発。前後半を通じて計13度の決定機を防いで、引き分けの最大の立役者になった。
「ホームなんで会場も盛り上がって、いいプレーができたと思いますね」。2メートル03の長身で、昨季のHIF(国際ハンドボール連盟)の最高殊勲選手にも選ばれた韓国のエース・尹のシュートを何度もセーブ。会場を盛り上げた。
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