【新体操】失意乗り越えたカバエワ、念願の五輪金メダル
新体操個人総合決勝を行い、昨年の世界選手権を制したアリーナ・カバエワ(21)が安定した演技を披露し、108・400点で優勝した。2位はイリーナ・チャシナ(22)=ともにロシア=だった。〔写真:見てください、この柔らかさ! 念願の金メダルを獲得したカバエワ=AP〕
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最後のリボンを終えると、カバエワは満足感を漂わせ、観客に何度も手を振った。「自分のために演技をしたい」。自分との戦いに勝った。
最初の種目は、フープ。悪夢が蘇る。シドニー五輪は圧倒的な優勝候補として臨んだが、フープが場外に出てしまうミスで、失意の銅メダルに終わった。しかし、フープを無難に切り抜けると、あとは得意の柔らかな身のこなしでアピールした。柔軟性を重視する01年からの採点規則をフルに生かした。
シドニー後は、太りやすい体質に苦しんだ。栄養補助食品に減量効果のある利尿剤フロセミドが含まれており、薬物使用違反。01年世界選手権の個人総合金メダルをはく奪され、1年間の出場停止処分を受けた。
「精神的に非常にきつかったが、自分の実力を証明できた」。苦難を乗り越え、念願の女王の座を手にした。
| アリーナ・カバエワ 1983年5月12日、ウズベキスタン生まれ。21歳。15歳で欧州選手権に初優勝し、99年の世界選手権も個人総合優勝。シドニー五輪個人総合は、銅メダルに終わる。シドニー後、ドーピング違反が発覚し、03年春まで資格停止処分を受ける。昨年の世界選手権個人総合で2度目の優勝。1メートル67、48キロ。 |
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