【新体操】村田由香里“世界に一つだけの18位”
全力を出し切った18位だった。26、27日の2日間にわたって行われた新体操個人総合予選。日本からただ1人出場した村田由香里(22)=東京女体大研究生=は、84年ロサンゼルス五輪の山崎浩子(8位)以来、20年ぶりとなる個人総合での入賞は逃したが、満足そうな表情だった。
「元気のよさを忘れずに、大きく見せる演技ができた」。4種目(ボール、フープ、クラブ、リボン)の合計点は88・150点。予選トップのアリーナ・カバエワ(ロシア)に17・725点と大差をつけられた。「カバエワのように難しい演技で点数が稼げない」と素直に実力差を認めた。
シドニー五輪では団体で出場したが自分のミスもあり5位。仲間と抱き合って悔し涙を流した。「アテネは個人で」と練習に励んだ4年間。大学2年で太ももを肉離れしたとき、コーチの秋山エリカさん(39)から「帰りなさい」といわれたが、イスに座ってできる手具の練習を続けた。これらの努力はすべて、アテネで華麗に舞うため。
試合前に必ず聞く曲がある。SMAPの「世界に一つだけの花」。メダルという大輪の花を咲かせることはできなかったが、五輪発祥の地で、確かに人々を魅了した。
〔写真:クラブの演技をみせる村田。18位に終わったが、力は出し切った=共同〕
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