ギリシャ入り山本ジャパン、秘密兵器は「水」と…
【テッサロニキ(ギリシャ)8日=佐藤 春佳】五輪サッカー男子日本代表が8日、1次リーグ初戦パラグアイとの決戦の地に入った。7日に打ち上げたドイツ直前合宿では、酷暑対策に「水」が大活躍。7日間で計約500リットル、1人平均26リットルを補給した計算で、テッサロニキでもエネルギー源になるはず。今後はさらに食欲不振対策としてカレー、ハヤシライスなどレトルト食品を大量投入する予定だ。〔写真:五輪サッカー男子日本代表がテッサロニキに到着。決戦ムードが高まってきた=撮影・鈴木健児〕
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いよいよパラグアイとの決戦の地に到着した。直前合宿地のドイツからテッサロニキへ。山本監督は「本番に向けてコンディションもそろってきましたね」と気持ちの高ぶりを感じていた。
ドイツ合宿を7日に打ち上げた山本ジャパン。順調な調整の秘密は細胞の隅々までいきわたった水分だ。合宿7日間で摂取したミネラルウオーターは計約500リットル。選手1人あたり約26リットル、練習1回につき3.7リットルを補給した計算で、ピッチ上の気温が40度を超える暑さに応戦してきた。
山本ジャパンでは、菅野フィジカルコーチが中心となり、「水」を計画的に摂取することで疲労回復を早める水分補給法「ウオーターローディング」を実践。トレーニング中の水分摂取量と発汗による体重の減少データをもとに、水の取り方を指導してきた。さらに厳しい暑さが予想されるギリシャ。今後も「水」がエネルギー源だ。
テッサロニキでは最終兵器も投入する。「ちょっとした工夫で炭水化物をたくさん食べることが大事」と山本監督。それは大型炊飯器&レトルト食品。五輪選手村の食事はビュッフェ・スタイルとなるが、食欲減退を防止するため、のどを通りやすいカレー、ハヤシライスなどのレトルト食品を大量に準備する。
「いい合宿で順調に仕上がってきた。いよいよ戦闘モードです」。パラグアイ戦まであと3日。山本ジャパンがいよいよ総仕上げに入る。
| ★レトルト食品★
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合成樹脂フィルムなど光を通さない材質のパウチ(袋)や成型容器を用い、内容物を詰めて完全密封し、加圧加熱殺菌(レトルト殺菌)した食品。日本農林規格、食品衛生法の規格基準などで定義されている。完全調理食品が多いため添加物の使用も多く、多量摂取は人体に悪影響を及ぼすと考えられている。くれぐれも、食べすぎには気をつけて!
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★小野は「完全融合」
ドイツ合宿を7日に打ち上げ、山本監督は「小野が積極的にコミュニケーションをとって溶け込んでくれた」とうなずいた。オーバーエージ招集のMF小野(フェイエノールト)の“融合”は大成功。6日の練習試合は7−0と大勝した。トップ下、ボランチというダブルの中央起用も機能。攻撃の形も完成に近づいた。
★闘莉王テンションUP
DF闘莉王(浦和)は本番モードに突入。「気持ちを上げていきます。これから口数が少なくなるかも」と不敵に笑った。五輪本番では、得意のオーバーラップは自分がボールカットしたときなど、機会を限定して得点を狙っていく予定。「できるだけいい形で自分のプレーを見せたい」とテンションは急上昇してきた。
★アジア杯連覇に刺激
五輪サッカー男子日本代表は、ジーコ・ジャパンのアジア杯連覇に刺激を受けた。ドイツ滞在中の現地時間7日午後2時から行われた中国戦は、ちょうど自由時間中で選手もテレビで観戦した。「バトンをアテネにつなげたい」と山本監督。五輪参加で出場できなかったMF小野は「とにかく優勝できてよかった。今度はぼくらの番ですね」と健闘を誓った。
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