なでしこいける!沢復活で上田監督も気合の「必勝」
アテネ五輪に出場するサッカーの女子日本代表が1日、最終合宿を行うオランダ・ザイストへ向けて出発した。右足内転筋を痛めて7月30日の五輪壮行試合を欠場したエースFW沢穂希(25)=日テレ=も成田空港から元気に出発。オランダでチーム練習に合流し、6日のオランダ女子代表との練習試合出場を経て、いざアテネへ。大黒柱復活のメドが立った“なでしこジャパン”に、メダルの可能性が見えてきた。〔写真左:成田空港からアテネへ向かう沢=左=ら女子代表選手たち。明るい表情で旅立った。同下:上田監督は成田空港で「必勝」はちまきをまいて、気合注入〕
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日焼けした顔から、白い歯がのぞく。沢に笑顔が戻った。復活ロードに確かな手応えを持っている証拠だ。
「オランダに勝ってアテネに入りたい」。成田空港で力強く言いきった。オランダの地で最終合宿を張る女子代表は、6日に同国女子代表と練習試合を実施する。そこに、代表の練習と試合から離脱している沢が復活するのだ。
沢は、5月に右ひざじん帯損傷の手術をして復活。しかし、先月下旬に今度は右足内転筋を痛めて、7月30日のカナダ女子代表との壮行試合(3−0勝利)には出なかった。上田栄治監督の「無理をさせないために、大事をとる」との配慮による欠場だったが、チームに暗雲が垂れ込めた。
間に合った。オランダとの練習試合は、五輪で対戦する欧州勢を想定した貴重な実戦の場。そこに沢が登場すれば、日本の攻撃パターンの確認もできる。そして、11日の五輪1次リーグ初戦・スウェーデン戦へ−。
「(アトランタ五輪は)悔しかった。今回はステップアップしてメダルの確率は高くなった」。前回、日本女子が出場したアトランタ五輪に、沢は17歳で出場した。その時は3戦全敗で1次リーグ敗退したが、今回は違う。沢は8年間で、Lリーグ、米国女子プロリーグで活躍し、世界レベルの得点力を磨いた。
成田で山本監督は「必勝」と記されたはちまきを巻いた。68年メキシコ五輪で男子チームが獲得(銅メダル)して以来、36年ぶりのメダルを獲得するために、「必勝」の意気込みでエースがピッチに戻る。 (稲垣博昭)
★山本、矢野も間に合った
沢と同様に右足内転筋を痛めたMF山本(TASAKI)と、先月29日の練習で右足首を痛めたDF矢野(神奈川大)も、オランダ戦で復活。「大丈夫です」と明るい表情の矢野に、上田監督は「3人の主力を含めてチーム戦術の徹底とコンディションを整えたい」。五輪ではベストメンバーで戦えそうだ。
★男子は2日にドイツ・ニュルンベルクへ出発
アテネ五輪に出場するサッカーの男子代表は、2日に最終合宿地のドイツ・ニュルンベルクへ出発する。出発前日の1日、代表勢は千葉・成田市内のホテルに集合した。
ドイツ合宿には、オーバーエージ(24歳以上)選手として選出されたMF小野(フェイエノールト)が合流。山本昌邦監督は「試合の中で流動的に生かせるようにしたい。チームにとってプラスになるようにする」と、限られた時間の中で小野を生かすシステムを模索する。
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