「上昇志向」欠くイタリアはメンタル面に不安?

 五輪サッカーに23歳以下という年齢制限が設定された92年のバルセロナ大会以降の優勝国は、スペイン、ナイジェリア、カメルーンと伏兵が続いている。開催国だったスペインはともかく、残るアフリカ勢は五輪をステップにして欧州のクラブに移籍したい、という高いモチベーションをエネルギー源としていた。

 その流れはアテネでも変わらず、同じく欧州志向が強い南米勢を加えた6カ国は必ずメダル争いに絡んでくるだろう。すでに全選手がセリエAのクラブに所属しているイタリアは実力的には申し分ないものの、高温多湿のアテネを戦い抜く上でメンタル面に不安が残ると言わざるをえない。

 旧東欧勢の国威発揚の場だった五輪は、いまや若手選手の見本市に様変わりした。言うまでもなく、日本のカギを握るのはパラグアイとの初戦。相手の執念を上回る気持ちの強さが必要だ。

サッカー担当キャップ・藤江直人

★とはいえジラルディーノ好調

 アテネ五輪イタリア代表に選ばれているセリエA・パルマFWジラルディーノが24日、セリエC2トレンティーノとの練習試合で2ゴールの活躍を見せた。フォルガリアでキャンプ中のパルマは、これが今季初の実戦で3−0勝利を収めた。「いい勢いで戻ってくるためにも、五輪では優勝したい」と一時離脱にも世界大会デビューに意欲的。1次リーグで対戦する日本にとってやっかいな相手になりそう。


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