五輪代表に朗報、今野は全治1週間でアテネ心配なし
21日の韓国五輪代表戦で左股関節を痛めて退場したアテネ五輪サッカー男子代表MF今野泰幸(21)=FC東京=の診断結果が23日、明らかになった。五輪欠場危機もさけばれたが、左外閉鎖筋挫傷(肉離れ)で全治までわずかに1週間。今野は30日のベネズエラ戦出場を直訴し、急ピッチのリハビリに専念。山本昌邦監督(46)は「こういう中でチーム力を落とさず戦うことがシミュレーションにもなる」と前向きだ。〔写真右:五輪代表練習。今野軽症の報に、田中達=左端、大久保=左から3人目、平山=同5人目=の表情も明るい=撮影・森本幸一。同下:FC東京のクラブハウスに現れた今野。こちらの表情も明るかった=撮影・須田雅弘〕
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FW高原直泰(ハンブルガーSV)の招集見送り、MF小野伸二(フェイエノールト)の合流延期など、試練続きの山本ジャパンにようやく温かい風が吹いた。チームの“エンジン”をつとめるボランチ今野の五輪ロードに青信号。アテネ絶望の可能性もあった左足付け根の負傷が、全治1週間という診断を得た。
今野はこの日、代表を一時離脱し、チームドクターの診察を受けるため所属のFC東京に直行。治療を終えると、明るい表情で「痛みも減ってきたし、最悪の事態は免れました。しっかり治して前向きにいければいい」と話した。
アテネのピッチを目指すため、急ピッチで復帰を目指す。FC東京がスペイン遠征に出発する28日からは、代表トレーナーが専属で治療を行い完全バックアップする。本人は「30日を目標にやりたい」とベネズエラ出場を直訴しており、山本監督も「できれば少しでも使えればいい」と時間限定での起用を示唆した。
25日の豪州戦はMF松井も欠場が決まっており、当日合流のGK曽ケ端も含め16人で戦うことになるが、山本監督はあくまで前向き。「こういう中でチーム力を落とさず戦うことが大事」。厳しい日程と酷暑で消耗戦が強いられる本番に向け、スクランブル態勢のシミュレーションとして活用するつもりだ。
ピンチはチャンス。逆風を力に変え、目前に迫る戦いに備える。
★今野の代役は菊地
DF菊地(磐田)が、25日豪州戦で先発することが確実になった。今野の代役について、山本監督は「菊地あたりになる」と明言。「豪州はショートパスをつないでくるので、菊地の読みが効くのではないかと思う」と期待した。DF登録ながら、最も得意なボランチ起用に、菊地も「本来やりたいポジションだし、本番でも使われるように頑張りたい」と意欲を見せた。
★この日の練習
午後のみの1部練習。約1時間半、シュート練習中心のメニューとなった。左右サイドからの強めのクロスを頭で押し込む練習では、MF石川のパスがあまりに強すぎ、頭に当てたFW平山がうずくまるシーンも。その様子に、選手からは歓声が上がるなど、リラックスしたムードだった。ただ、山本監督は「点が取れないですからね」とシュート練習の意図を説明。21日の韓国戦では発足以来初の2戦連続無得点を喫しただけに、決定力不足解消への意欲を見せていた。
★負傷の松井は練習キャンセル
MF松井(京都)は、左足ひ骨筋炎の影響で前日に続き23日も練習をキャンセル。午前中は室内での筋力トレーニング、午後は電気治療を行った。山本監督は「前々からの症状で、治りが遅くなると悪いので休ませた」と説明。25日の豪州戦欠場も決まったが、チームには帯同する。
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