五輪日本代表、韓国五輪代表と対戦

大久保嘉人 【ソウル20日=稲垣博昭、佐藤 春佳】五輪男子サッカー日本代表は21日、韓国五輪代表と対戦する。3トップの一角として出陣予定のFW大久保嘉人(22)=C大阪=は、同地で完封負けした前回対戦など因縁多き相手に雪辱の誓い。8試合連続完封中のGK金永光(21)=キム・ヨングォン、全南=が率いるアジア最強軍団を相手に、メダル獲りを占う絶好の腕試しだ。〔写真:3トップの一角として先発予定のFW大久保。アジア最強軍団のゴールをこじあけてみせる=撮影・鈴木健児

★全勝無失点ぶっちぎりで五輪切符

 “ヨン様”をブチ破れ!! これがアテネに挑む山本ジャパンの最重要ミッションだ。8月のアテネ本大会を前に残るは3試合。このうち最強の相手こそ、この韓国だ。半数以上がA代表経験者という『黄金世代』で構成され、アジア最終予選A組では全勝無失点のぶっちぎりで五輪切符をつかんだ。

 「あのDF相手に何ができるかがポイント」と山本監督が語る通り、守備は世界屈指の強固さ。GK金永光(キム・ヨングォン)は、ただいま8試合連続完封中。『リトル・カーン』と称される気迫のセーブで、まさに神様、仏様、ヨン様状態なのだ。

 柳想鉄(横浜M)も加わり鬼に金棒のDFラインに挑むのは大久保。平山(筑波大)、田中(浦和)と3トップを組み出撃予定。「ゴール? そんな大きくは言えないですけど…。自信はありますね」とニヤリ笑う。

 韓国にはいい思い出がない。昨年9月、同じソウルで行われた日韓戦は1−2黒星。1トップとして先発したがシュート1本で途中交代の屈辱を味わった。A代表として出場した同12月の東アジア選手権では一発レッドで退場している。

 「世界基準の表彰台を狙えるチームとできるのは今後にもつながってくる」と山本監督。完封記録続行中のヨン様率いる最強軍団をつき破り、アテネへ弾みをつける。

●…オーバーエージ(24歳以上)のMF小野(フェイエノールト)について、山本監督は「少しでも時間がほしい」と改めて早期合流を訴えた。「小野のプレーは選手も認識しているし、このチームのコンセプトにマッチしている」と同監督。すでにチームの映像は小野のもとに送っているそうで「映像を見て逆に小野のほうが勉強しているんじゃないかな」と笑い飛ばしていた。

 ◆韓国五輪代表・金鎬坤監督  「韓日戦なのでいい試合をしたい。日本の戦い方はよく分かっているので、多くの選手をチェックすることができる。(オーバーエージの)柳想鉄は先発させる」


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