五輪代表ソウル入り…平山、世界の“壁”に宣戦布告

平山(右端) 【ソウル19日=佐藤春佳、稲垣博昭】サッカーのアテネ五輪男子日本代表は19日、韓国五輪代表との親善試合(21日、ソウル)のため、現地入りした。オーバーエージ枠で選ばれた韓国A代表主将DF柳想鐵(横浜M)が、日本相手にベールを脱ぐことが判明。FW平山相太(19)=筑波大=が、世界の“壁”に宣戦布告した。〔写真:打倒・韓国DF柳を目指し、連係を確認する平山(右端)ら日本五輪代表FW陣(撮影・鈴木健児)

 遠慮なしだ。日本戦で五輪チーム初見参を果たす韓国A代表主将でもあるDF柳に、平山は闘志をむき出しにした。「負けたくない。韓国に勝ってアテネに行きたいです」と言い放った。

 韓国五輪代表のオーバーエージとして白羽の矢が立てられた柳のポジションは、3バック中央が濃厚。「3−4−1−2」システムの守備の要となると同時に、キャプテンマークを巻きチームを統率する。FW大久保(C大阪)、田中達(浦和)と組み3トップ中央で出陣する平山とは、正面激突が必至だ。

 19歳の“怪物”平山の知名度は、韓国でも沸騰中だ。日本の練習に訪れた約20人の韓国報道陣は、「一番有名で注目されている」として合同インタビュー選手に平山を指名。世界デビューの場となった昨年12月の世界ユース選手権(UAE)の韓国戦で大ブレーク。今年2月の日韓戦でも高さで圧倒した平山に韓国も脅威を感じている。

 21日の試合の前売りは5万枚完売の勢いで、まさに“完全アウエー”。「赤いサポーターに囲まれてやるのは楽しみ」と不敵な笑みの平山。アテネで待つアズーリ(イタリア代表の愛称で青の意味)の前にまず、真っ赤な壁を打ち破る。

★山本監督「まだまだスタートライン。アグレッシブにやってほしい」

 アテネ五輪メンバー18人に対して山本監督が18日夜のミーティングで「まだまだスタートライン。アグレッシブにやってほしい」と改めて選手にげきを飛ばした。さらにバックアップメンバーについても「バックアップメンバーを使う可能性もある」と示唆した。アテネ五輪まで3試合の親善試合で試して、アテネ本番で急遽、出番が来てもいいように今のうちに試合に慣れさせる

ソウル

 ◆《前田離脱》 五輪男子日本代表のバックアップメンバーに選ばれていたMF前田遼一(22)=磐田=が19日、右足大腿(だいたい)部打撲のために韓国遠征を取りやめ、チームから離脱した。

山本ジャパン・韓国戦成績
年・月・日 大会名 場所 スコア 得点者
03・7・23 キリンチャレンジ杯 国立 △1−1 O・G
9・17 国際親善 ソウル ●1−2 高松
04・2・21 キリンチャレンジ杯 長居ス ○2−0 松井、森崎浩
☆通算1勝1分1敗


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