平山相太、日本サッカー史上最年少の五輪出場

平山相太 アテネ五輪に臨むサッカー男子日本代表が16日、日本サッカー協会から発表され、FW平山相太(19)ら18人が選ばれた。日本サッカー史上最年少の五輪出場となる平山は筑波大構内で会見し、堂々のメダル宣言。釜本邦茂らを擁して銅メダルを獲得した68年メキシコ五輪以来、36年ぶりの快挙実現へのキーマンは、やっぱりこの男だ。〔写真右:五輪代表選出の朗報を受けた平山を中心に、祝福の輪ができた。同下:色紙にメダル獲得の決意を記した怪物クン。有言実行となるか=撮影・森本幸一

★異例の発表同時刻会見

 「OK!合格ですね!!」。代表入りの報を受けた筑波大サッカー部・松本光弘部長の叫び声に、硬い表情だった19歳の主役は、安堵したように少しだけ表情を崩した。異例の発表同時刻会見。カメラの放列を前に、平山は「頑張りたいと思います」とつぶやいた。

平山相太 山本ジャパンではまだ1得点。2月8日のイランとのデビュー戦で得点して以来12試合、ゴールから遠ざかっているが、その間に、チームに欠かせない存在となった。

 「ゴールは少ないが、つなぎ役や高さは十分世界に通用する。やるべきことはいっぱいあるが、残り1カ月で成長して欲しいという願いを込めて選びました」と山本監督。オーバーエージ(24歳以上)枠で選出を予定していたFW高原直泰は土壇場で招集見送り。山本構想崩壊の窮地を救うのは、1メートル90の長身を誇る怪物・平山の『高さ』以外に、ない。

★目標は「アテネの表彰台」

 00年シドニー五輪の米国戦。延長で決着がつかずもつれこんだPK戦。MF中田英寿(当時ASローマ)が外して日本が敗れた試合を、平山は兄・武史さんとテレビで見ていた。「漠然と見ていただけ(自分が立つという)意識はなかったです」。4年前は夢にも思わなかった舞台に立つ権利をつかみ、今、新しい目標ができた。

 「日本が予選を突破して、前回シドニー以上の成績を残すことが、(選んでくれた)山本監督へ、一番の恩返しになると思う。点を取りたい」。約20分の会見中、一番大きな声で言い放ったメダル宣言。そして、色紙に「アテネの表彰台」と目標を記した。

 アテネ五輪が開催される来月、19歳2カ月となる平山は、出場すれば、96年アトランタ五輪ブラジル戦のDF松田直樹(横浜M)の19歳4カ月を破る日本サッカー史上最年少五輪出場を達成する。68年メキシコ五輪銅メダル以来、36年ぶりの快挙は、若き怪物が呼び込む。

★大久保は宣言

 平山とともに得点が期待される大久保は「表彰台というのはチームの中でも言っている。自分は1試合に1点は取りたいなと思う」と高い目標を口にした。メキシコ五輪では釜本氏が6試合で7得点し得点王に。アテネで日本が決勝まで進めば6試合。釜本超えを達成すれば、メダルは確実だ。平山の国見高の先輩も、やる気だ。


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