五輪代表は14日、ラストサバイバルの号砲が鳴る

 ラストサバイバルの幕が開く! 五輪サッカー男子・山本昌邦監督(46)は13日、U−23チュニジア代表戦(14日、豊田ス)を前にバトルロワイアル最終章の号砲を鳴らした。試合は当落線上の選手の最終試験となる予定。16日に発表される最終メンバー18人の生き残りをかけた最後の聖戦だ。〔写真右:14日のチュニジア戦はバトルロワイアル最終章。五輪メンバー18人生き残りへの最後のサバイバルだ=撮影・塩浦孝明。同下:FW陣も高原のオーバーエージ招集で混線模様。左から大久保、田中達、高松=撮影・塩浦孝明

   泣いても笑ってもラストゲーム。16日の五輪代表発表を前にチャンスは平等に与えられる。

 平年より7日早い梅雨明けを迎えた愛知・豊田スタジアムでの公式練習。スタメン組を示すビブスには、最後の審判を下す山本監督の思案が表れていた。5試合ぶり先発のDF菊地、6月1日のマリ戦で復活を遂げたMF駒野、オーバーエージ枠の高原加入で苦境に立つFW高松…。まさに最後のチャンスだ。

大久保 田中達 高松
 「16、17、18番目の見極めが、ある意味で一番大事」。山本監督は選手選考の残る焦点をそう説明した。6人の交代枠はフル活用する予定。本大会に向けた戦術は、ある意味で度外視。“鉄板選手”で勝利を目指すのではなく、当落線上でデッドヒートを繰り広げるライバル同士の力を見極める意図だ。

 「自分の力を出せないで終わったら悔いが残る」と菊地。高松は「五輪に出られるか、出られないか決まる試合。結果を残したい」と死にもの狂いだ。オーバーエージ3人を除くと、残る“指定席”は15。これを25人で争うことになる。

 「最後の見極め。選手も重みを感じて1日1日過ごしてきたし、心のこもった試合ができると思う」と山本監督。血で血を洗う仁義なき戦い。14日午後7時20分。試合開始のホイッスルがバトルロワイアル最終章の始まりだ。

★平山に愛のムチ

 FW平山(筑波大)が山本監督から愛のムチを受けた。「チャンスを与えて復調しているか見たい。アテネに行きたいという心のこもったプレーを見せてほしい」。この日の練習では1人呼び出され、同監督が出すパスからシュートする個人特訓。ポジションの入り方やタイミングなど細かい指導を受けた。背水の陣を前に平山は「点を取りたい」と最後の聖戦に意欲をみせた。

★山本ジャパンの今後

 15日、山本監督以下スタッフが選考会議を開き五輪メンバーを最終決定。16日に正式発表される。選ばれた18人+バックアップGK1人は19日にソウル入りし、21日にU−23韓国代表戦。帰国後、25日にU−23豪州代表(長居ス)、30日にベネズエラA代表戦(国立)に臨む。8月2日にドイツ・ニュルンベルクへ出発して直前合宿に突入。8月9日前後にギリシャ入りし、本大会初戦、12日のパラグアイ戦に向けて準備を進める。


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