五輪「キング」は高原! 攻撃陣の“従者”は?

高原=左 これが山本ジャパンのアテネ攻撃布陣だ!! 日本サッカー協会は10日、アテネ五輪男子代表の予備登録選手30人を発表した。石垣島合宿では、オーバーエージ(24歳以上)選手として登録されたFW高原直泰(25)=ハンブルガーSV=を中心とした3種類のフォーメーションを試運転。山本昌邦監督(46)は、肺動脈血栓塞栓症から急ピッチで復活を目指す高原に、全幅の信頼を寄せた。〔写真:平山と競り合う高原=左。山本ジャパンのキングだ=撮影・塩浦孝明

 山本ジャパンのアテネ攻撃布陣が、その姿を現した。午後の練習で、選手が各ポジションに入ってボールまわし。まずは平山を最前線に置き、後方で高原と大久保が組む3トップ形(別図1)。続いて田中達との2トップ結成(別図3)。最後は高原の背後に田中達と大久保が控える1トップ2シャドー(別図2)。エース高原を中心に、ボールがいきいきとまわされた。

 「みんな頑張っていい時間が作れたね。彼(高原)にとってもいい時間だったんじゃないの」と山本監督。血栓を溶かす薬剤を投与している状態の高原を中心に据え、FWのパートナーを田中達、大久保、平山に絞ったこの練習こそ、アテネへの試運転だった。

 「まだまだッスよ」と淡々と語った高原の一方、エースとタッグを組んだU−23組は充実の表情だ。「ドリブルでも何でもできる選手。もうちょっと一緒にやりたかったですね」とは田中達。A代表でもともにプレーしたことがある大久保は「タカさん(高原)とは目と目があうし、自由にできた」とコンビの手応えを語った。

 高原は11日まで石垣合宿に参加した後、15日に所属のハンブルガーSVでメディカルチェックを受けるために渡欧する予定。山本監督は「コンディションはまったく心配ない。02年も病気の後にJで得点王になっている」と全幅の信頼を強調する。来週中に五輪代表18人(他に補欠4人)が選出されるが、高原中心のメンバー構成となることは間違いない。

★高松ピンチ!

 五輪最終予選で活躍したFW高松(大分)がピンチだ。午後のフォーメーション練習ではFW坂田(横浜M)とともにレギュラー組に入れず、控え組で練習を続けた。「意識は高く持ってやっています」。代表入りへ最善を尽くす。


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