山本ジャパンは「死のB組」突破へパラグアイ徹底解剖
サッカー男子日本五輪代表・山本昌邦監督(46)がアテネ本大会1次リーグ初戦(8月12日)で対戦するパラグアイの徹底分析をブチ上げた。オーバーエージ(24歳以上)枠で招集されるFW高原直泰(25)=ハンブルガーSV=は午前中の全体練習に初合流した。〔写真:山本監督がパラグアイの徹底解剖を宣言。高原が全体練習に初合流するなど、五輪本番への準備が着々と進む=撮影・塩浦孝明〕
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『死のB組』突破へ、死にモノ狂いの情報収集だ。山本ジャパンの『007』が早くも動き出していた。
今月6日に開幕した南米選手権に、9日付で技術副委員長に昇格したU−16日本代表・布監督が派遣されていることが分かった。開催国ペルーは昨年から左翼ゲリラ、センデロ・ルミノソ(輝く道)が活動を活発化させるなど治安が悪化。日本サッカー協会内には派遣に消極的な意見もあったが、外務省と連絡を取り偵察に踏み切った。
ミッションはズバリ「パラグアイ解析」−。同選手権出場中のパラグアイ代表は、五輪代表と兼任するカルロス・ハラ・サゲル監督以下、登録22人中17人がU−23世代。エースFWサンタクルス(バイエルン)は五輪専念のため欠場しているが、オーバーエージ招集が確実なDFガマラ(インターミラノ)も含まれている。
「メンツもほぼ同じで一石二鳥。まさしくあのチームが来ますからね」と山本監督。パラグアイは8月に欧州でU−23ポルトガル代表、U−23豪州代表と親善試合を行う予定で、山本監督はこれにも首脳陣を派遣することを明言した。
第2戦は優勝候補のイタリア戦。そのためにも「初戦で勝ち点を取ることが何よりも大切」(田嶋技術委員長)になる。パラグアイ攻略−。日本サッカー界の威信をかけた情報戦が、36年ぶりメダル獲りのカギを握る。
★パラグアイ★
首都はアスンシオン。サッカー協会設立は1906年、FIFA加盟は25年。五輪出場はアテネが3大会ぶり2度目。前回出場の92年バルセロナ大会では8強入り。A代表はW杯出場6度。コパ・アメリカ(南米選手権)では優勝2度の実績を誇る。ちなみに、日本とのA代表戦はパラグアイの2勝2分け1敗。最新FIFAランクは29位(日本は24位)。
★大久保、パラグアイ退治はお任せ?
パラグアイ戦に自信をみせるのがFW大久保(C大阪)。A代表初先発を飾ったのが昨年6月11日のパラグアイ戦(△0−0)だった。「パラグアイ? いいイメージを持ってます」。この日のセットプレー練習では何度もゴールネットを揺らした。FW陣のポジション争いを勝ち抜き、パラグアイ戦を先導する覚悟だ。
★高原が全体練習初合流
オーバーエージ枠(24歳以上)で招集されるFW高原(ハンブルガーSV)が午前中、約30分間だけ全体練習に初合流した。2人1組の練習ではMF山瀬(浦和)と組み、ヘディング以外のメニューをこなした。山瀬は「ゴールの意識がものすごく高い。チームの雰囲気も試合の流れも違ってくる」と歓迎ムード。きょう10日には山本監督、田嶋技術委員長と会談し、今後について話し合う。
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