山本ジャパンを胃袋からサポートするのは「ゴーヤ」
五輪サッカー男子の山本昌邦監督(46)が6日からの石垣島合宿(12日まで)に先駆けて5日、現地入りした。山本ジャパンをサポートするのは、『ゴーヤ』をはじめとする沖縄の夏バテ防止料理と、「島んちゅ」が作り出す“癒し”の空間。ギリシャを想定した猛暑と大自然の中で“戦う集団”が作られる。〔写真:6日から始まる五輪代表候補の石垣島合宿。美しい海、そして酷暑も待っている〕
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台風一過の石垣島。合宿をスタートさせる山本ジャパンを待ち受けるのは気温30度、湿度80%超という『仮想ギリシャ』の熱風と“島んちゅ”の温か〜い思いやりだ。
初めて代表合宿を受け入れる石垣島は手作り感たっぷりの歓迎ムード。最大のテーマが「暑熱対策」と聞くや、まずは胃袋の応援団を用意した。独特の苦味に含まれる「モモルデシン」が夏バテに効く『ゴーヤ』を中心とした献立の準備を進めてきた。
「キャンプの成果で五輪本番にいい結果が出ればいいです」と石垣市観光課。さらに00年沖縄サミットでクリントン前米国大統領をうならせた高級石垣牛や、名産パイナップルも用意して夏バテ対策にひと役買う。
練習場にも心遣いがあふれる。選手が筋トレに励むマシンの一部は、島民が好意で自宅から提供したもの。6日夕方には、グラウンドに到着する選手たちを八重山民謡愛好会のメンバーが三線片手に踊りながらお出迎えする予定だ。
「厳しいトレーニングとリラックスのバランスが大事。選手同士のコミュニケーションを図る意味でも、美しい自然を積極的に取り入れたい」と山本監督。3月のアジア最終予選では、メンバー入りの厳しい競争から事前の準備段階の1、2月にピークが来てしまったという反省もあり、今回は「休養」と「リラックス」も重要なテーマに置いている。
選手の宿舎からは眼下に美しい海。見上げれば全88星座中、84個が見えるという済んだ空が広がる。猛暑の中での厳しい競争と、自然の中での“癒し”のとき。五輪本番へ「美ら島(ちゅらしま)」の心がたくましい選手を作り上げる。
★ゴーヤ★ 正式和名は「ツルレイシ」で沖縄本島では「ゴーヤー」、九州では「ニガゴリ」などと呼ばれる。“長寿の野菜”とされ、レモンの3倍含まれているビタミンCやカリウムには疲労回復、血液サラサラ効果などがあり、独特の苦みに含まれる「モモルデシン」成分は食欲増進・夏バテ防止に効果的。ほかに高血圧予防や血糖値安定などの効能もある。食べ方は豚肉や豆腐、卵と炒める「ゴーヤチャンプル」など。 |
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| ★石垣島って知ってる?★ |
| ◆基本データ |
那覇の南西約430キロの東シナ海にあり、人口約4万5000人 |
| ◆名産 |
石垣牛、パイナップル、マンゴー |
| ◆唄の国 |
「詩の国唄の国」と称され、バンド「BEGIN」や「涙そうそう」がヒットした夏川りみらが輩出。ボクシング元世界チャンピオンの具志堅用高は市民栄誉賞受賞 |
| ◆玄関口 |
NHKドラマ「ちゅらさん」の舞台となった小浜島、星砂の浜やイリオモテヤマネコで知られる西表島など八重山諸島の玄関口 |
| ◆星が観光資源 |
毎年8月の旧七夕に全島の電気を1時間消して、天の川を見る世界初のイベント「南の島の星祭」を行っている |
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★指揮官はギリシャのユーロVに刺激
山本監督はギリシャの欧州選手権優勝に刺激を受けていた。ギリシャとは今年4月にU−23代表同士で対戦。1−1で引き分けているが、決勝トーナメント初戦で対戦する可能性もある。「オーバーエージが入った形での戦力分析をしないと」と警戒を強める一方で「(本番では)五輪ムードという雰囲気に乗れるようにしないと」と新たな誓いを立てていた。
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