小野の五輪OA枠での出場…フェイエからの返事なし

小野伸二 MF小野伸二(24)=フェイエノールト=のアテネ五輪へのオーバーエージ(OA)枠での出場問題について、結論が先送りされたことが15日、明らかになった。来月17日に開幕するアジア杯の1次登録メンバー30人の発表が、15日から16日に延期されたが、フェイエ側から小野派遣に関する回答の返事がないことがその原因。五輪とアジア杯の重複登録を行わない方針の日本協会は、フェイエを懸命に説得する。〔写真:五輪オーバーエージ枠での出場について、結論が出なかった小野。アテネでこの雄姿は見られるか?

 結論は出なかった。「レターなどでやり取りしているが、返事がきていない。そういうこともあり、(アジア杯メンバー発表が)多少遅れています」。小野のアテネ五輪へのOA枠出場について、フェイエ側と交渉を続ける日本協会・田嶋幸三技術委員長は、現状を説明。「あした(16日)発表します」と、アジア杯1次登録メンバー30人の発表が、事実上の延期を余儀なくされたことを明かした。

 アジア杯と五輪の掛け持ちはないことが決まっており、「(五輪選手は)30人に基本的に入らない」(同委員長)と重複登録も回避される。協会側は、アジア杯登録期限の15日までに結論を出す方針だったが、フェイエの回答はなし。ジーコ監督は、すでに五輪参加にOKを出しており、あとはフェイエの許可待ちだったが、結論は出なかった。

 負傷で出場機会を減らした昨季の経験から、フェイエは小野に十分な休養を求めている。予想外の不振で“売り時”を逃しただけに、来季こそ市場価値を上げ、破格値の放出を狙う“裏事情”もある。ピッチ内外で難しい状況になっており、日本協会は期限ギリギリまで説得を続けざるを得ない状況というわけだ。

 「ウルトラC的には、アジア杯からもれた選手を入れるということも考えられなくはない」と田嶋委員長は、小野の不参加に備えた緊急措置も検討するなど、厳しい見通しも示す。小野の“五輪当確”への道は、限りなく険しい。

★その他のOAは

 FW高原は、肺動脈血栓塞栓症の経過次第。田嶋委員長は「ドクターの最終的な医学的見解を(ハンブルガーSVに)提出する」と改めて所属クラブとの交渉が不可欠との見解を示した。ただ、高原は小野と違い、アジア杯の不参加は決まっており、重複登録の問題はない。また、GK曽ケ端(鹿島)については「クラブとはスムーズにいっている」状況で“当確”といえる。


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