大久保、24日のギリシャ選抜戦へ“ヤンチャ魔球”習得中
サッカー・U−23日本代表ギリシャ遠征(22日、ギリシャ・パトラス)ギリシャ遠征中のU−23日本代表FW大久保嘉人(21)=C大阪=が、24日のギリシャ選抜戦に向け“魔球ゴール”を予告した。22日のシュート練習では、2月上旬から極秘練習を積んできたこの魔球を披露。野球のナックルボールのように無回転で左右に揺れるという。まさに五輪仕様の必殺技になる。〔写真:FW大久保が“魔球シュート”を習得中。アテネのメダルはこれでお任せ?〕
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締めのシュート練習が一瞬にして“大久保ショー”に変わった。右足から次々撃ち込まれる光速弾。無回転のボールは銀色、黒の模様がハッキリ読み取れる。ペアを組んでいた国見高の後輩・平山も「すげえ」と口をあんぐり。これが五輪仕様の新魔球だ。
「ブレ球、練習してたんスよ。Jでも打ってるんですけど入ってないッス。次、これで初ゴールを決めますよ」。大久保がニヤリ。24日のギリシャ選抜戦での“初ゴール”まで予告した。
きっかけは、今季からJリーグで導入された新球「ロテイロ」。縫い目がなく、ただでさえ、回転がかかりやすい性質がある。新シュートを考えていたところ「これはいただき!」と、2月上旬のA代表・鹿嶋合宿で国見高の先輩MF三浦(東京V)らに無回転のシュートを教わり、自己流にアレンジした。
「普通のシュートより長く足につけて押し出す感じ。パチン、じゃなくてボンッ!ですね」
野球でいえばナックルボールのような変化。GKが思わず嘆く左右のブレは、足首が強い選手にしか生み出せない。大久保は「カッコいい名前つけてください。レインボーシュートとかじゃダメっす」と上機嫌だ。
1−1と引き分けたギリシャ五輪代表戦では平山、田中達と3トップ先発。キレのいい動きを見せたが、中盤に下がりすぎたことで無得点に終わった。
「勝っていい印象をつけて本番に挑みたい」と24日をにらむ。五輪発祥の地ギリシャに新たな伝説が加わるか。8月にメダルを狙うこの地で、本番前に必殺技の脅威を見せつける。
★21日のギリシャ五輪代表戦VTR★
田中達、大久保、平山の最強3トップで臨んだ日本は前半21分、平山のパスから田中達が先制ゴール。その後、ギリシャ特有の長い芝に戸惑いながらも、GK林の好セーブなどで1−0完封勝利かと思われた。ところが後半ロスタイム、DFラインの連携ミスから、FWカペタノスに同点弾を決められ、まさかのドロー。詰めの甘さを露呈する結果となった。
★ブンデスリーガ・フライブルグが「平山欲しい!育てたい!」
U−23日本代表FW平山相太(18)=筑波大=にブンデスリーガも熱視線。21日のギリシャ五輪代表戦を視察したフライブルクのアシスタントディレクター、アヒーム・ザルシュテッド氏が22日午前中の練習にも訪れ、ビデオカメラを回すなど本格的に動き出した。
「若い日本人選手をすぐに獲得したい。ヒラヤマはまだ18歳。学生で将来性がある。若い選手を育てビッグクラブへ旅立たせるのがスタイル」と同氏。その将来性に注目してリストアップ。連絡先を独自に入手した。
フライブルクはドイツ代表の新星で「ベッケンバウアー2世」といわれるDFセバスチャン・ケールを発掘、育成したフィンケ監督が指揮。アフリカ、南米などから若手を集めている。
ザルシュテッド氏は5、6月の親善試合にも来日予定。平山はスペインリーグ・バレンシア、セリエA・レッチェ、セリエB・ベネチアに続きブンデスリーガからも高評価を手にした。
★フライブルク(Freiburg)
1904年創立。獲得タイトルは特になし。91年、フォルカー・フィンケ氏が監督に就任すると93年に初の1部昇格。01−02年にはUEFAカップにも出場。同シーズン16位で2部降格となったが、翌02−03年に2部優勝を果たし1部復帰。今季リーグ戦9勝7分け13敗で18チーム中11位(22日現在)。アヒム・シュトッカー会長。本拠地はドライサム(2万5000人収容)。 |
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