右サイド駆けた石川、鮮烈ロスタイムミドル弾
アテネ五輪アジア最終予選B組第2戦(3日、UAE・アブダビ)日本4−0レバノン。MF石川(FC東京)は後半ロスタイムに強烈な左ミドル弾で駄目押しとなる4点目を決めた。序盤から再三右サイドを突破し、精度の高いクロスでチャンスを演出した。「自分がA代表に行ってて、帰ってきたらみんなレベルアップしていた。焦りもあったので必至にアピールしました」。1日のバーレーン戦は先発から外れ、2日の練習では山本監督からつきっきりでクロスの特訓。指揮官の期待に応えた活躍だった。
〔写真:さすがA代表経験者。後半ロスタイム、MF石川が豪快な4点目をたたき込んだ=撮影・塩浦孝明〕
★後半入って1ゴール、決定率なら高松だ
後半開始から平山に代わって出場したFW高松(大分)は、後半28分にFW田中の右クロスを胸でトラップして左足で、“技あり”ゴール。3点目をあげ試合を決めた。「(田中)達也のボールがよかったし、達也のゴールみたいなもんですよ」。これでU−23代表では9試合5得点。そのうち5試合が途中出場だけに、まさに脅威の決定率だ。「貢献はできたかなと思う」。1メートル81の長身FWとして、ライバル平山に“宣戦布告”だ。
〔写真:後半から出場のFW高松が3点目。左足がさく裂した=撮影・塩浦孝明〕
★闘莉王は左肩の痛みこらえて闘志の完封
DF闘莉王が執念のプレーで2試合連続の完封に貢献した。開始わずか30秒、相手選手との接触プレーで倒れた際に左肩を強打。「脱臼したかと思った。あの時間で交代したら迷惑がかかる」と闘志でプレー続行。前半29分には体を張った攻撃参加でFW田中の先制点につながるFKを誘発した。「まだ痛みがある。ドクターに診てもらう」と試合後は不安げだった。
★GK林は気を引き締める
GK林が勝ってカブトの緒を締めた。「内容的には不満は多い。DFとのコミュニケーションが不足していた。(UAEは)そういうスキを突いてくる」と2試合連続の完封にも笑顔は少なかった。最後尾から見た攻撃陣にはたくましさを感じたそうで、「特に前半は嵐のような感じだった。次も日本のサッカーをする。もちろん、僕は3試合ともゼロで抑えることしか考えていません」と気合十分。
◆DF那須 「第1戦より、ラインの押し上げが90分間できたと思う。前回は中盤で結構ミスがあったが、それを修正できたのがよかった」
◆後半からDFに入ったMF森崎 「左バックは初めてだった。チームのためにできることをやりました」
◆MF松井 「これで流れに乗れたらいい。結果を残すことが大事。前日(2日)選手だけでミーティングをして、こう戦おうと話し合ったのがよかった」
◆FW坂田 「10分しかないから、ガンガン行けといわれた。決めないといけないと思ってやってました」
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